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ヴィッセル神戸のアカデミーを応援しよう!サッカーを通じて賑わい、人が育つまち神戸へ、キックオフ。

ヴィッセル神戸の応援を通じて神戸の元気アップを!
熱い想いでアカデミーパートナーとして
若手育成支援に取り組む和田興産株式会社・高島武郎代表取締役社長と
神戸新聞社・皆川広一執行役員、
ヴィッセル神戸の運営団体である株式会社クリムゾンフットボールクラブ・清水克洋代表取締役社長が、
神戸とサッカーの係わりをはじめ選手育成組織アカデミーの役割、
神戸から日本代表を育てるための工夫や今後の取り組みなどについて、てい談を行いました。

若手選手育成とサッカー普及を担うアカデミー

司会 : ヴィッセル神戸のアカデミーの組織や活動内容など、詳しく教えてください。

清水社長 : アカデミーの目的は「選手の育成」と「サッカー普及」の大きく2つが挙げられます。まず、「育成」に関してですが、現在、全国のJリーグの各クラブは18歳以下(U-18)の各世代でアカデミーチームを運営しています。ヴィッセル神戸では、U-18、U-15に加えてU-12の各年代チームがあり、現在、188名の選手が所属しています。U-15には「U-15神戸」と「U-15伊丹」があるので、ヴィッセル神戸のアカデミーは3つの年代、4つのチームで構成されます。
アカデミーの選手たちは、小学生・中学生は、地元兵庫県・神戸市内から来ている選手が大半です。高校生は県内だけでなく日本全国からやって来た選手も加わり、プロ選手としてトップチームに入ることを目指して、日々トレーニングに励んでいます。
次に、「サッカーの普及」に関していいますと、現在、県内21カ所(少年少女サッカースクール14、おとなのサッカー教室7)、44のコース(少年少女30+おとなのサッカー教室なら14)でサッカースクールの定期指導を行っています。スクール会員は約2000名(少年少女サッカースクール+おとなのサッカー教室合計)で、この数は全国のJリーグ40クラブの中でも5本の指に入る規模です。

司会 : ヴィッセル神戸のアカデミー活動で、神戸ならではの取り組みがあれば教えてください。

清水社長 : 近年では、2009年3月に開設した「三木谷ハウス」は、重要な取り組みです。「三木谷ハウス」はユース選手とトップの若手選手ための施設で、フードコーディネーターの村野明子氏が寮母となって、この年代でプロのサッカー選手を目指す子供たちに必要な栄養管理、健康管理や身体づくりのサポートを行っています。現在、約25名のアカデミー生が寮生活を行っており、食事に加え、共同生活なのでルールを守ることも必要です。
何かと気持ちが散漫になりがちな年代ですが、寮長と寮母に見守られながらサッカーに集中しつつ、当番制で掃除などもします。「サッカー技術」「正しい食事による健康な身体」はもちろんですが、「集団生活で鍛えられる豊かな人間性」もプロを目指す上で非常に重要だと思います。
人間教育に力を入れているのはアカデミー生だけでなく、先ほど申し上げたサッカー普及のためのスクールでも同じです。スクールでは、技術の指導に加えて、挨拶をする、用具を整理する、大切にする、スクールメイトとのコミュニケーションを大切にすることもコーチから伝えています。

司会 : 和田興産株式会社は、2007年、ヴィッセル神戸のアカデミーパートナー第1号となってアカデミーの支援をされています。アカデミーパートナーになったきっかけを教えてください。

高島社長 : 弊社は、神戸で創業して114年経ちますが、神戸の方々に愛されながら、地元企業として神戸のまちの活性化に取り組んできました。また、弊社は「共生(ともいき)」という企業理念を掲げています。一方、ヴィッセル神戸は、スポーツを通じて神戸の活性化に取り組んでおられます。そしてクラブスローガンは「トモニイコウ。」。神戸で生まれ、神戸を愛し、同じ理念を掲げているということに深い共感を覚え、アカデミーパートナーとなりました。

司会 : 先ほど清水社長が、アカデミー生たちはプロ選手を目指してサッカー技術だけでなく、健康な身体と人間性を高めているとおっしゃいました。これについてどのように思われましたか?

高島社長 : たくさんの子どもたちがアカデミーでトレーニングを積んでいる一方、全員がプロ選手になれるわけではないという厳しい一面もあるわけです。しかし、健康な身体と豊かな人間性を持った人は、社会で活躍できる人材でもあります。厳しいトレーニングを経て、社会が求める逞しい人が育つと思うと、ますます期待が高まります。
弊社は、社会貢献活動として神戸新聞社の子育て支援事業である「すきっぷ21」への協賛や、「住みたい家」をテーマにした子ども向けの絵画コンクールの実施など、子育てがしやすい環境づくりや青少年の健やかな育成に貢献する活動に取り組んでいます。このような取り組みを通じて子どもたちに未来に夢を持つことの素晴らしさを伝えたいと思っています。

清水社長 : 子どもたちの夢を育むのはとても大切なことです。私たちも子どもたちの夢を育むことを目的として年に1回、ヴィッセル神戸の選手が神戸市内のすべての小学校を訪問して、選手が子どもたちに夢を持つことや努力することの大切さを語りかける取り組みを行っています。子どもたちは目をキラキラさせて素直に選手の言葉を受け止めています。

高島社長 : 素晴らしい取り組みですね。子どもたちに夢を与えることは本当に大切なことと思います。

司会 : 神戸新聞社は、アカデミーパートナー、メディアパートナーとしてアカデミーを支援しておられます。

皆川執行役員 : 神戸新聞社の創業は1898年、今から115年前のことです。以来、地元神戸・兵庫に密着し、地域に寄り添う地元メディアとして様々な活動をしてきました。そのような弊社がスポーツ、教育などの分野を支援することは重要な使命の一つといえます。アカデミーパートナーの主旨に賛同し、和田興産に次いでアカデミーパートナー、メディアパートナーとして名乗りを上げました。
現在神戸には、Jリーグ(ヴィッセル神戸)、なでしこリーグ(INAC神戸)、Fリーグ(デウソン神戸)の3つのトップリーグがあります。昨年まで、「サッカー神戸新聞デー&フットボールフェスタ」として、3チームのホームゲームを同日開催しました。また、ヴィッセル神戸のホームゲームを神戸新聞グループ特別協賛「ラブ神戸デー」と名づけ、ハーフタイムに花火を打ち上げるなどの多彩なイベントで会場を盛り上げました。
先ほど神戸には現在、Jリーグ、なでしこリーグ、Fリーグの3つのトップリーグがあると申し上げましたが、実は神戸は3つのトップリーグを有する唯一の都市なんです。このような状況は神戸とサッカーの歴史的な背景があってのことなのです。諸説あるのですが、日本で初めてのサッカーの対抗戦が開催されたのは神戸といわれています。日本初のサッカー対抗戦が開催されたのは1888年のことです。場所は磯上グラウンド、KRAC(神戸・レガック・アンド・アスレチッククラブ)とYCAC(横浜・クリケット・アンド・アスレチッククラブ)の対抗戦でした。また、1899年には日本人だけで構成した日本初のサッカーチームが御影師範学校で誕生しました。そういう意味でも、神戸は日本サッカーの発祥の地と言ってもいいでしょう。

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TICKETチケット情報
明治安田J1リーグ 第16節
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ノエビアスタジアム神戸

明治安田J1リーグ 第21節
6/3019:00
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ノエビアスタジアム神戸

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