2012 鹿児島キャンプ
2012 鹿児島キャンプ6日目(2月7日)
鹿児島キャンプ6日目。 昨夜は強い雨と風に見舞われましたが、その冷たい雨はお昼には上がりました。
ただ、北風は強さを増し、寒い寒い一日となりました。
ウォーミングアップ中の選手たち
今日は初の対外試合となるトレーニングマッチvs.ロアッソ熊本です。
始動からまだ2週間と少しということで、「まずは全体のバランス、そして試合コンディションを上げていくこと」(和田監督)を目的としています。
1本目に出場する選手たちが、先にグラウンドへ到着し、ウォーミングアップを行います。
キックオフ直前の円陣
1本目のメンバーに、新加入選手が3選手(伊野波選手、橋本選手、野沢選手)。
この3選手を加え、どのように試合を組み立てていくか。
選手たちはキックオフ直前の円陣でも、プレーの確認を行うなど、準備に余念がありません。
右サイドバックで出場した朴選手
緊張感漂うなか、14時キックオフ。
するとすぐに試合が動きます。
左サイドから大久保選手が入れたクロスに吉田選手がヘッドで合わせたボールを相手GKが弾くと、そこに橋本選手がつめて先制ゴール。
しかし、このプレーで吉田選手が着地の際、足関節を捻って負傷交代。
いい流れで入れたものの、すぐにメンバー交代というアクシデント。
この交代もあってか、その後はなかなかボールが落ち着かず、攻撃の形を作り出すことが出来ません。
正確なキックでサイドチェンジを行う伊野波選手
しかし、最終ラインから効果的なサイドチェンジなど、ピッチの幅をうまく使った展開など、昨年より良くなっている点も見られます。
センターバックに入った伊野波選手は、正確なキックでサイドチェンジを行ったり、機をみて攻撃参加し、シュートを打つなど積極的なプレーを見せてくれました。
パスを出す大久保選手
FWに入った大久保選手も、幾度となくゴールに迫りますが、直前のパスが少しずれたり、なかなかうまくシュートまで持ち込むシーンを作り出せません。
それでもウラへ抜けるスピードなどは圧巻です。
ゴール!でもオフサイド。残念!
「ピッチが乾いていたし、ボールも重くなった分、パスミスが多かった。そういう部分も慣れていかないと」と和田監督が振り返ったように、1本目は自分たちのミスから相手にボールを渡してしまうシーンも多く、課題が残りました。
その中でも森岡選手が抜け出して、相手GKを交わしてシュート。
ゴールネットを揺らしますが、これは惜しくもオフサイド。
パスの出し手を探す野沢選手
2本目に入ると、少しずつミスも減り、ボールが動くようになってきます。
ワンツーからサイドバックが思い切り良く攻め上がったり、野沢選手から柔らかいボールがゴール前に供給されるなど、全体的に落ち着いた展開に。
「まだ攻撃面で、どうペナルティエリア内に侵入していくかというトレーニングをしていない分、そこが弱かった」(和田監督)というように、フィニッシュまで持ち込むことが出来ず。
2本目の23分にほぼ全選手交代です。
2点目を決めた都倉選手
フレッシュなメンバーが入り、追加点を狙います。
中盤で三原選手がボールを落ち着かせ、サイドをうまく使って攻撃を組み立てる展開。
しかし、少しのズレなどからなかなかゴールは生まれません。
3本目に入り、迎えた106分。
ゴールほぼ正面で迎えたフリーキックのチャンス。
森岡選手が壁をずらすように、横に出したボールを都倉選手が豪快に蹴り込んで、2点目。
リードを広げます。
安定したプレーを見せた羽田選手
その後は、相手にほとんど決定機を作らせず、2-0で勝利。
「まだお互いの距離感やパススピードの感覚などがつかめていない。ミスでボールを失うことが多く、逆に守備で体力を使うことが多かった。お互いの関係をもっと深めていかないと。ただ、こういう課題が見えてよかった。そのためのトレーニングマッチですから。新加入選手は個人的に能力の優れている選手が多いけど、彼らに何とかしてもらおうというのではなく、彼らをうまく利用して、自分を活かしてもらうという動きが出ればよくなると思う。とはいえ、勝利が一番。練習試合でも勝つことが大事だからね」と和田監督は試合を総括しました。
美味しい豚しゃぶ、ご馳走さまでした
本日の夕食は、明日がオフということもあり、黒豚しゃぶしゃぶやお寿司、お刺身など、いつもと違うメニューです。
毎晩夕食の際は、くじ引きで席を決め、たくさんの選手とコミュニケーションを図れるようになっています。
毎日メンバーがバラバラでも、それぞれのテーブルで、それぞれに盛り上がっているようです。
明日は鹿児島キャンプ唯一の完全オフです。
心身ともにリフレッシュして、キャンプ後半戦に備えましょう!
またキャンプレポートも明日はお休みです。
明後日の更新をお楽しみに!