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更新2024年1月12日

「齊藤未月選手 完全移籍加入会見」レポート

本日2024年1月12日(金)、齊藤未月選手の完全移籍加入会見を行いました。

 

齊藤未月選手 完全移籍加入会見

■開催日時:2024年1月12日(金)18:00~18:30頃

■開催場所:ノエビアスタジアム神戸

■登壇者:

・楽天ヴィッセル神戸株式会社 代表取締役社長 千布勇気

・楽天ヴィッセル神戸株式会社 スポーツダイレクター 永井秀樹

・齊藤未月選手

 

代表取締役社長 千布勇気 挨拶

皆さま、本日は突然の会見の告知にも関わらずお集まりいただき、ありがとうございます。また、YouTubeを視聴頂いている皆さまも視聴いただきもありがとうございます。
冒頭に能登半島地震に際し、亡くなられた方にお悔やみを申し上げるとともに被災された全ての方にお見舞い申し上げたいと思います。ヴィッセル神戸も震災とは切っても切れないクラブですので、1日でも早い復興と回復を祈念しております。
本日ですが、冒頭にありました通り、齊藤未月選手の完全移籍での加入という事でそちらを報告したく会見の場を持たせていただいております。会長や経営陣とも話し、3年プラスオプションで長期の契約を結びました。昨年の夏に負った怪我を、ゆっくりと治して欲しいという願いも込めて、長期で契約を結ぶことで、焦らずに治していただければなと思います。
また、怪我の後からも、選手としてだけでなく、人間としても、すごく尊敬できる齊藤選手とこのような長期契約を結べることを嬉しく思っております。クラブにとって、必要な選手という事で、このたび、このような契約を結べること、皆さまに報告できることを喜んでおります。これからも齊藤選手ならびにヴィッセル神戸を応援いただければと思っております。

 

スポーツダイレクター 永井秀樹 挨拶

こんばんは。永井です。本年もよろしくお願いいたします。社長から話がありましたが、このたび、齊藤未月選手を完全移籍で獲得することができました。本当に再三申しておりますが、我々ヴィッセルだけでなく、日本の宝だと思っています。まずはゆっくり怪我を治していただいて、ヴィッセル、日本サッカーのために、活躍してもらえたらなと思います。
今回の交渉にあたって、湘南さんも非常にご理解いただき、未月の想いを一番に考える中での、完全移籍ということで、契約を結ばさせていただきました。湘南ベルマーレさんにも感謝申し上げます。今日の主役は未月なので、お任せします。

 

齊藤未月 選手 挨拶

皆さん、こんばんは。このたび、湘南ベルマーレから、ヴィッセル神戸に完全移籍することになりました。まずは、こういう場を作ってくれたヴィッセル神戸に感謝しています。何を話すか決めているわけではないですが、千布社長と永井SDが言ってくれた通り、多くの方の支えがあって、この移籍が実現しています。実際に、初めての完全移籍という事で、これからはヴィッセル神戸の選手としてプレーしていきますが、まずは怪我を治す事に専念して、1年間しっかり過ごしていきたいと思います。大怪我をした事で、今までやってきた事や、今まで積み上げてきた事が、全て否定されるわけではないと自分では思っていますし、良い意味で習慣を見直す時間だと思っています。よりパワーアップして、良い変化を自分に生み出しつつ、常に考えながら、プレーヤーとして自覚を持ってやっていきたいです。昨シーズンは怪我をして、周りからの目は怪我をしている選手としてみられていたと思いますが、2024年からは、一プレイヤー、一プロサッカー選手として、しっかり結果を出し続けるのが大事ですし、評価に値して、今後の自分のサッカー人生においてプラスになると思うので、ヴィッセル神戸で達成したいと強く思っています。そして、サポートして下さる皆さんがいるからこそ、僕自身がこの場にいられます。怪我をした時にも伝えましたが、自分自身がサッカーをしている理由は、自分がサッカーをしている姿をピッチの上で見せて、それを家族や、チームメイトや、ファン・サポーターに見せ続ける事が、僕自身がサッカーをしている理由の一つで、大きな理由だと思うので、それを大切に念頭に置いて、日々過ごしていければいいなと思っております。

 

質疑応答(Q&A)

-初めての完全移籍を選択し、両クラブ交渉してもらった想いをお聞かせください

齊藤「育成から育った湘南ベルマーレから移籍するのは、僕自身特別な想いがあります。
実際チームを離れて3年以上になりますが、いつも自分の心に置いているのは、変化を恐れずに、現状維持はせずに、どんな変化もチャレンジだとみなして、その結果がどうあれやり続けていくのが自分の考えであって、その思いを叶えてくれるのが今はヴィッセル神戸だと思います。ただ湘南ベルマーレに対して想いがないというわけでなく、湘南ベルマーレの公式のコメントにも載っていると思いますが、強い想いがあってここに来てますし、多くの方のサポートがあって実現しているもので1人では成しえないことだと思っているので良い選択、良い変化を生めているんではないかなと個人的には思っています。」

 

-未月とトモニなどの活動についてはどのように受け止めていますか

齊藤「ありがたいという言葉だけで片付けるの失礼かもしれませんが、ヴィッセル神戸をはじめ、湘南ベルマーレ、ガンバ大阪を中心にJリーグ全体がそういう活動をしてくれたことに本当に感謝していますし、パワーになっています。
想いだったりを言葉にすることは大事なことで、言霊になると思っていて、全てが現実になるわけではないですが、言葉にはパワーがあって人を勇気づけたりすると僕自身は思っています。そういう意味でもすごく嬉しいことですし、こういう活動を受けて自分自身も2024年にやることが明確になり、復帰してプレーして活躍してチームのためになることが大事だと考えているので、感謝をこれからも伝えていきたいと思います。」

 

-優勝した日、どのような気持ちで試合をご覧になられていたのか教えてください

齊藤「1番はピッチに立って優勝するのが良かったですが、現状それは叶うことができませんでした。
11月末に手術をして1週間後が名古屋戦で、名古屋戦で優勝が決まる試合だと誰も予想していたわけではなかったですが、クラブとしても個人としても良いタイミングで優勝を決められる試合になっていて、優勝が決まった瞬間は嬉しかったですし、良い意味で少し報われたかなと思います。
怪我をしてしまって、プレーができなかったというのはありますが、チームが優勝に導いてくれた、「優勝する」と選手からたくさん声をかけてもらっていましたが、それが実現して嬉しかったという気持ちが1番強いです。本当に感謝しています。」

 

-怪我があったことで、より応援したい人も増えると思います。これから選手として見せていきたいものはなんでしょう

齊藤「プレースタイル的に、得点を取ったりアシストをしたりという結果につながるプレーももちろん僕自身目指していますし、重要だと考えてはいますが、それにプラスして見ているサポーターの方々や子どもたちの心を動かすようなプレーをし続けたいとサッカー選手としてのキャリアがスタートした時からずっと思っています。どのクラブに移籍してもこのことは入団会見などで発言していて、いろんなプレーがサッカーにはあると思いますが、ピッチを離れて多くの人に自分が支えられているということをあらためて感じているので、そういう人たちの心を動かすプレーを変わらずやり続けたいです。」

 

-千布社長にお伺いします。3年+オプションの持っている意味や復帰計画などその後のお話をお伺いしたいです

千布「受傷して診断が出た時に全治1年というところで診断が出ていたので、今シーズンについてはポジティブな要素でいけば今シーズン復帰できるかもしれない、状況によっては復帰できないかもしれないということがあったので複数年で契約を結びたいというところがベースとしてありました。齊藤選手の選手としての力や人間性のところで、受傷した後、病院に行った際に、びっくりするくらいポジティブで元気でした。そういうところを見て、素晴らしい選手だなと思ったので、人間性も含めてもう1回復活してくれるだろうなというところと力になってくれるだろうなという想いがあったので、このような長期で契約を結べて嬉しいなと思っています。」

 

-永井さんにお伺いします。日本の宝という表現をされていますが、齊藤選手のどういう部分を評価されているか教えてください

永井「プレー面はボール奪取能力であったり、ヴィッセル神戸に来てからはマイボールになってからの攻撃時の判断のレベルがすごく上がったのかなと個人的に感じてます。
あってはならない残念な怪我ではありましたが、あのままいってたらA代表は普通に見えていたのかなと思いますし、そういう意味も踏まえて齊藤選手は日本の宝物だなと思います。
千布社長の方からもありましたが、齊藤選手の人間性には頭が下がります。あれだけの大怪我をした後に、社長と病院に行った際、彼は笑っていました。とんでもない状態になっている、ドクターに聞いてもこの痛みに耐えれる人はいないという話を聞いていた中で、本人は笑っていて、社長と私に「悲しい顔しないでください。僕大丈夫ですよ。復帰しますよ。」と言っていてすごい男だなと思いました。人間的な素晴らしさは、生まれ変わったら見習いたいくらい齊藤選手になりたいくらい素晴らしい人間だなと思います。」

 

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