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レポート・更新2018年9月17日

「監督・コーチ陣の新体制に関する記者会見」レポート

本日2018年9月17日(月・祝)、神戸市内で「ヴィッセル神戸 監督・コーチ陣の新体制に関する記者会見」を行いました。 

ヴィッセル神戸 トップチーム新体制についてはこちらをご覧ください >

 

ヴィッセル神戸 監督・コーチ陣の新体制に関する記者会見

■開催日時:2018年9月17日(月・祝)15:00~15:30頃

■開催場所:ホテルオークラ神戸

■登壇者:
・楽天ヴィッセル神戸株式会社 代表取締役会長 三木谷 浩史
・ヴィッセル神戸 スポーツダイレクター 三浦 淳寛
・ヴィッセル神戸 新監督 フアン マヌエル リージョ

 

ヴィッセル神戸 スポーツダイレクター 三浦 淳寛 挨拶

みなさん、こんにちは。お忙しい中、新体制発表会にお越し頂き、ありがとうございます。まずは新体制の発表をさせていただきます。

監督、フアン マヌエル リージョ。ヘッドコーチ、イニーゴ ドミンゲス ドゥラン。アシスタントコーチ、ホルヘ ムニョス ディアス、林健太郎、マルコス ビベス。GKコーチ、アレックス。フィジカルコーチ、咲花正弥。コンディショニングコーチ、田中章博。そして監督通訳として在原正明に就任していただきました。

まず新監督のフアン マヌエル リージョさんについて説明したいと思います。今シーズンの初めに、FCバルセロナのような攻撃的なポゼッションサッカーを目指すということでヴィッセル神戸はスタートしました。その中で、吉田孝行監督がここまで、チームの基礎、土台を築き上げてきたと思っています。ただ我々は、どんどん前に進まなければいけません。チームのアジアナンバーワンをとるという目標がありますので、そこに向かってさらにチームはステップアップする時期にきていると思っています。ここで配置転換をしながら、新たにフアンマ監督を迎えて、ここからステップアップして、アジアナンバーワンを必ず獲るんだという方向性にチームとしてなりました。

監督のフアン マヌエル リージョさんはスペインのレアル・ソシエダ、UDアルメニアなどで指揮をとっています。チリ代表やセビージャFCではアシスタントコーチとしても活躍されていました。

我々の目指すサッカー、攻撃的なポゼッションサッカー、それをもっともっと作り上げていってくれる監督がファン マヌエル リージョ監督だと思い我々は決断しました。目標に向かってしっかりと監督が成果を出してくれるんじゃないかと思っています。

 

楽天ヴィッセル神戸株式会社 代表取締役会長 三木谷 浩史 挨拶 

みなさま、本当に短い(期間での)ご連絡だったにもか関わらず、多数のメディアの方、選手の皆さまにお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。いま三浦SDの方から発表させていただきましたように、新しい体制で残りのシーズン、そして今後を戦っていくことになりました。まずは吉田前監督、エンゲルス前コーチ、また内山前コーチには本当に一生懸命やっていただいて大変感謝しております。またこのお三方には、別の形でヴィッセル神戸の今後の運営に携わっていただきたいということで、いまお話をさせていだいています。その上で、せっかくの機会ですので、このヴィッセル神戸を2004年に、私が個人的に経営を引き受けたわけですが、なんとかここまできていると、またこれからのことについてお話しをさせてもらえればと思っています。

もともと、楽天という会社は東京が本社の会社でございまして、親戚も生まれ育ちもずっと神戸なんですが、楽天という会社は今でこそ神戸支社がありますが、お話をいただいた時に神戸のチームを、私の公開している会社でお引き受けするのは少し筋が違うんじゃないかということで個人でお引き受けさせていただきました。その理由は神戸で生まれ育って、この地域に本当に恩があると思っていますし、またプロスポーツ、そして強いチームができれば、1995年に起こりました阪神淡路大震災、私もたくさんの友人と親戚を亡くしましたが、その復興の後押しができるんじゃないかということで引き受けさせていただきました。そこからJ2に降格したこともありますが、自分個人のところでできる範囲内で資金的にも、また様々な形でずっと支援をさせていただいておりました。そして一昨年、ようやくクラブも安定的になり、またスタジアムの運営権もとることができたということで、楽天という私が経営している会社に移させていただきました。

その中で楽天自体はFCバルセロナと総合的な提携をしていますので、ポゼッションサッカー、また魅力的な強いサッカー、日本だけではなくて世界のファンを魅了できるようなサッカーができるんじゃないかと思っています。ちなみにいま、Jリーグもいまどんどん改革を、村井チェアマンの強いリーダーシップの中でやっていただいております。今後、Jリーグが世界の強豪リーグの1つになることを夢見ているわけでございますが、その先駆けとしてヴィッセル神戸が、世界に通用するサッカースタイルに、強くしていきたいという思いからFCバルセロナからも様々なご協力をいただきつつ、やっていきたいと思っています。

ご存知の通り、昨年はルーカス ポドルスキという素晴らしい、ドイツを代表するストライカー、そして今年はアンドレス イニエスタという世界的なミッドフィルダーを獲得することができました。また三浦SDも、今までの日本にありがち…というと怒られるかもしれませんが、カウンターサッカーではなくて、しっかりボールを保持して、勝つだけではなく魅力的なサッカーを目指そうと、非常にチャレンジングな目標を立ててやってきました。吉田前監督には本当によくやっていただいたと思っていますが、この新しいスタイルを、全ての選手がしっかりとした理解をして、そしてチーム一体として取り組んでいく必要があると。そういう意味においては、これを実施して来た経験があり、なおかつ、知見のある、リーダーシップが必要だろうということで我々もずっと調査をしてまいりました。

そういう中で、フアン マヌエル リージョという世界のサッカー界の人が誰でも知っている、イノベーターを獲得できる可能性があるということで、私もFCバルセロナ等、様々な方にご相談させていただきながら、我々とのフィット感をしっかりと見て、これはやはり、この方を獲得できれば、我々が目指している方向性とまさしく同じ方向を向いていただけるということで、お話をさせていただきまして、この度、お受けしていただけることになりました。

チームはいまチームは足元、苦しい状態が続いていますが、まだ上にいける可能性も残しております。これから選手が一丸となって、一体感をもって、一致団結して残りのシーズンを戦っていただけると思っています。

このあとファンマ監督の方からお話をしてもらいますが、今後のヴィッセル神戸のますますの躍進に期待していただければと思いますし、選手の皆さんも一緒にがんばりましょう。よろしくお願いします。

 

 Q;監督交代のタイミングが今だった理由と、数ある候補者の中でフアン マヌエル リージョ新監督に指揮を任せた一番の理由を聞かせてください。

時間を無駄にしたくないというのが第一の理由としてありまして、チームの成績如何に関わらず、今シーズン中に我々が目指しておりますポゼッションサッカーに対して、非常に経験値が高くてインテリジェンスがある監督を探して参りました。その中で、ご縁でファンマをみつけることができました。ご存知の通り、日本とヨーロッパはシーズンが知合うものですからタイミング等々意外と難しいんです。そうすると、今後っていうことになっていくとウインドウがあいてしまうということもあって、獲得に至ったということでございました。あと2つ目の質問ですが、これは我々アジアプロジェクトということでアジアナンバーワンを目指してやっていますが、その中には様々な参加者がいます。その中からファン マヌエル リージョという、いわゆるポゼッションサッカーの開拓者が、いまちょうどあいていて、そして我々のプロジェクトに興味を持っているという話を聞きました。こういう言い方はなんですが、まさか引き受けてもらえるとは思わなかったのですが、交渉を進め、理解を得られたので彼にやっていただくことにしました。

 

フアン マヌエル リージョ 新監督 挨拶 

こんにちは。今回、ヴィッセル神戸、また日本という国に来る扉を三木谷会長に開けていただいたということで非常に感謝しております。海外に行くことを決めたのは、これだけ長い期間、非常に多くの国でプロフェッショナルなコーチとして仕事をして来た中で、私がクラブに対して貢献できる人材だと捉えていただいたこと。そして、私自身が、その事実に自信をもっているからです。またピッチ上のアーティストとも言える選手たちに対して、彼らがもっている能力をさらに引き伸ばすためのチャンスを与えていただいたことに関しても、非常に感謝しています。

これだけ長い時間、フットボールという世界に生きてきましたが、監督というものは、選手という存在に助けられながらやっていくものだと考えています。それは逆ではありません。だからこそ、私が何かを与え、サポートするばかりではなく、選手とともにやっていくことが必要だと思っています。実際、私が誰かにサポートを受けるためには、私がまず誰かを助ける存在でなければいけないからです。

ただ、私はすでに日本という国に対して、文化的に何かに貢献しようとしている人に対して、それを受け入れることが文化として成立している、非常に素晴らしい国とだいうイメージをすでに持っているので、心配はしていません。だからこそ、今後、私が選手を助ける、あるいは選手に助けてもらいながら、同じ目線に立って進んでいけると考えています。とはいえ、ここで多くを話すよりも、実際にそれをピッチの上で実戦することが、何より大事だと考えています。

 

Q;ヴィッセル神戸に対して今、持っている印象をお伺いしたいと思います。

まず最初に、日本のサッカーというもの自体に非常に前から興味を持っていました。特に代表チームというものを見ることが多かったのですが、そこでの展開されたスタイル、そこで行われていることは、日本人選手の技術の高さに基づいて行われているものであるという印象がありました。それは、サッカーがボールに始まりボールに終わる(サッカーはつまるところボールを巧みに扱うスポーツである)ということを理解している監督にとって、非常に魅力的です。しかもそういったプレーのモデルがチームにすでに存在している上で、ヴィッセルのクオリティのある選手たちが存在している、と。そういった前提条件があるからこそ、私が導入したいと考えるフットボール感を導入して行くことができると考え、今回のオファーを受けるという決断に至りました。

 

Q;目標について一言お願いします。

目標について話をする時に、騙してはいけない、誠実でなければいけないということをまず最初に考えます。ですが、私たちが目指す目標についてはすでに三木谷会長が説明してくました。その上で私たちがフォーカスを合わせるべきなのは、その目標に到達するためのプロセスです。そのプロセスにおいて、私たちが進んで行く道は、おそらく、ゆっくりと歩きながら進んでいくものになると思います。と同時に、その中で私が行いたいと考えているのは、選手たちとともに、その道を歩んで行くことです。彼らの前に立って、進んでいくのではなく、彼らの脇に立って、彼らに寄り添って進んでいきたい。いえ、時には列の一番後ろに立って、一番後ろにいる選手を後押しする存在になるかもしれません。なぜかといえば、先頭に立つべきは選手だからです。もし助けることができるなら、私は常にそういった形で選手を助けていきたいと考えています。