ファンパーク

「やれる」という自信を胸に、加入2年目のシーズンに挑んでいるハーフナー マイク。
開幕戦で劇的なゴールを挙げた背番号9は、「昨年以上に『結果』には強くこだわっている」とその決意を示し、チームの勝利のために自身の持てる力のすべてを注いでいる。
「『二桁得点』は絶対に実現したい」。長身ストライカーは自らのゴールによって、ヴィッセルを高みへと導いていく。

少しずつチーム力は膨らんできている

―ヴィッセルでの2シーズン目をどんな決意で迎えましたか? 「シンプルに昨年より点を取ること、昨年以上の結果を残すことの2つを意識してスタートしました」

―オフには移籍も取り沙汰されました。最終的に残留を決意した決め手があれば教えてください。 「確かに移籍話もゼロではなかったですが、僕自身は昨年末にシーズンを終えた時から、このクラブを離れるつもりはありませんでした。昨年7月に5年半ぶりに日本に戻ってきて、ヴィッセルとの契約も残していた中で、わずか半年プレーしただけで、いろいろなことを判断したくはないな、と。この年齢だけに移籍を繰り返すことがプラスではない、とも考えましたしね。そして何より、ここに残ってもやれる、という自信があったのも大きかった」

―昨年はカップ戦を合わせてもゴールは3つにとどまりました。この結果をどう受け止めていますか? 「出場時間を考えれば、3得点を取れたことはプラスに考えているし、正直、もう少し試合に出るチャンスをもらえていたら結果も残せたはず、とも思います。というのも、練習と試合とではインテンシティー(強度)も違う分、練習だけでコンディションを上げるには限界があるから。つまり、選手にとって『公式戦』は何にも勝る経験ですが、それが昨年はなかなか積み上げられなかったことで、自分が高まっていかない感じもあった。とはいえ、これだけ競争のあるチームでポジションを確保するのは簡単ではないし、FWである以上『得点』という結果が出なければ使ってもらえないのは当然なので。だからこそ、今年は昨年以上に『結果』には強くこだわっています」

―開幕前のキャンプ、練習試合等でこそ新加入選手も加わった中でAチームでプレーすることは少なかったですが、J1リーグ開幕戦では先発を飾り、ゴールも決めました。 「まず、ポジション争いについては新加入選手が加わっても特に気にしていませんでした。競争はどのチームでも必ずあるし、誰が加わっても、同じポジションを争う選手より、目立つ結果を残せれば起用されるのがこの世界ですしね。それに、どんな競争があろうと自分は自分だから。自分の能力、やれることはライバルが増えたからといって変わるものでもない。だからこそ、開幕前にAチームで起用されなくても、ただただ自分のコンディションを高めることと、『やり続けることが大事』だと思っていました。そうした中で開幕のサガン鳥栖戦では先発し、ゴールを決められましたが、昨年は加入してから最初のゴールを取るまでに時間がかかったと考えれば、取れたことが自信になったのは事実です。ただ、単発で終わっては意味がないし、何よりチームの勝ちが欲しかったというか。ここまで戦った公式戦6試合中、僕は4試合で先発しましたが、開幕の鳥栖戦も含めて、一つも勝てていないだけに尚更そう思います。というのも、チームとしての結果が出なければ、メンバーが入れ替わってもおかしくないわけで……。そういう意味では、ゴールと同じくらいチームの結果にこだわっているし、ましてや僕が出場しなかった2試合では勝利という結果が出ただけに、またイチからしっかりアピールしていかなければいけないと感じています」

―出場した4試合の内容にはどんな手応えを得ましたか? 「正直、鳥栖戦の前半はうまくいかない部分が多かったですが、後半はいい形がたくさん作れたし、その後、第2節の清水エスパルス戦も立ち上がりの悪さは反省するべきですが、以降は圧倒的に自分たちがペースをつかんでいましたから。事実、パスもつなげていたし、ポゼッションでも上回れていましたしね。結果的にはカウンターでやられて2-4と大敗しましたが、裏を返せばそこだけだったので、正直、やられた気はあまりしなかった。また、ルヴァンカップ第1節のV・ファーレン長崎戦も、開幕からずっと立ち上がりの悪さが目立っていた中で、そこを修正できずに自分たちで悪い流れを招いてしまいましたが、それ以外の時間帯は自分たちの形にもっていけた時間も長かったし、点も取れましたからね。そこはプラスに考えられると思います。実際、『立ち上がり』に集中して入ったJ1リーグ第3節のベガルタ仙台戦然り、僕は出場しなかった第4節のセレッソ大阪戦然り、その時間帯をしっかり意思統一して試合を運べれば、自分たちのサッカーに持ち込めて、なおかつ得点や勝利にもつながっていますしね。そう考えても少しずつチーム力は膨らんできているので、これを続けていきたいし、それによって連勝の数が増えていけば、チームの勢いももっと加速していくと思います」

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Vol.47[MAY.2018]

ヴィッセルスマイル Vol.47[MAY.2018]
  • 新編集長×新副編集長の『Vスマ』編集会議!/
    渡部博文選手×田中順也選手×前川黛也選手
  • スペシャル・インタビュー/ハーフナーマイク選手
  • VISSEL LAB/大槻周平選手
  • 秘蔵PHOTO COLLECTION/宮大樹選手
  • COACHING STAFF INTERVIEW/ ゲルトエンゲルスヘッドコーチ
  • 荻晃太選手コラム「ドレスコードはありません」
  • STAFF CROSS TALK/林健太郎×平野孝 など

価格:500円(税込)

「ヴィッセルスマイル」の詳細

ハーフナー マイク

Profile
ハーフナー マイク
圧倒的な空中戦の強さを備えた大型FW。名古屋などで活躍したGKディドを父に持ち日本で生まれ育つ。06年に横浜FMでプロデビュー。鳥栖や甲府などに在籍したのち、11年から海外へ。オランダやスペイン、フィンランドで計61ゴールを記録。17年夏に神戸に加入した。
1987年5月20日生まれ、広島県広島市出身、194cm/92kg

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