ファンパーク

自身最長となる同一クラブでの4年目のシーズン、そしてプロ入り10年目となる節目を迎えた2018シーズン。
キャプテンという肩書きこそなくなったものの、背番号19の戦う姿勢が変わることは決してない。
プレーでチームを引っ張っていく──。
恩義を感じているヴィッセルへの感謝を“結果”で示すために渡邉千真はさらに貪欲にゴールを、そして勝利を目指す。その先に、歓喜の瞬間が待っていると信じて。

チームとしての形、攻略法を明確にしていく必要がある

―2018シーズンがスタートしました。渡邉選手にとっては10年目の節目になります。 「そうなの!? そこは全く意識していませんでした(笑)。それよりも、過去に所属した横浜F・マリノスも、FC東京も3年の在籍だったのに対して、ヴィッセル神戸では僕にとって最長の4年目のシーズンですから。そっちを意識したというか……毎年、思っていることですが、これだけ在籍させてもらっていることへの感謝を示すためにも、ヴィッセルのためにしっかりと戦いたい、タイトルを獲りたいという思いをより強く抱いて新シーズンを迎えました」

―1ヶ月弱のオフはどのように過ごしましたか? 「連続で休めるのはこの時期しかないので、まずは心と体をしっかり休めてリフレッシュした上で、パーソナルトレーナーとジムで体を動かしたり、体が硬いので柔軟性を高めるトレーニングを重点的に行ったり。あとは、体幹や体のバランスを整えるトレーニングなど、本当に基本的なことをやっただけです。ただ、昨年末に子どもが生まれたことで、例年なら海外で過ごすはずのこの時期を日本で、子どもの面倒を見ながらトレーニングしていたので、そういう意味では新鮮なオフでした(笑)」

―12月5日の第一子誕生から2カ月が経ちました。何かご自身の心理的な変化はありましたか? 「家族が増えて、より家族のために頑張ろうという気持ちが芽生えたし、サッカーでいろいろあっても子どもの顔を見ると、スーッと忘れて笑顔になれるんだなって実感しています。これまでもチームメイトや友人が似たようなことを言っているのを聞いたことはあって、その時は正直、親バカだなって思っていたけど、自分も当たり前のようにそうなりました(笑)。でもそのくらい、我が子がめちゃめちゃ可愛いです」

―クラブとして様々な変革に取り組んでいる今シーズンですが、選手の立場から見てもその変化はつぶさに感じていますか? 「クラブスタッフにも(三浦)淳寛さん(スポーツダイレクター)たちが加わって大きく変わりましたし、練習場やクラブハウスも環境が改善されるなど、クラブの熱は確かに伝わってきています。その中で、チームとしてもタカさん(吉田孝行監督)のもとでの始動となり、シーズン前に練習試合が数多く組まれるなど、過去3年とはこの時期の過ごし方に変化を感じます。また、スタッフ陣も入れ替わる中で、今年から咲花正弥フィジカルコーチが加入されて、フィジカルトレーニングのメニューも大きく変わりましたから。コンディションをみながら徐々に強度を上げて体を作るという取り組みの中で、体がいい状態に仕上がってきているのを実感しています」

―吉田監督がプレー面で強調されていることを教えてください。 「現時点ではボールを保持することと、攻守の切り替えですね。特に後者は、ボールを奪われた後の『5秒ルール』を設けるなどして、素早く奪い返しにいくことをより強く求められています。そうした中で、今年は例年にも増して選手同士で話をしたり、監督とコミュニケーションを図る回数が増えたのもいい変化だと感じています。あとは、それらをいかにチームとして形にして結果につなげていくか、ですね」

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Vol.46[DEC.2017]

ヴィッセルスマイル Vol.46[APL.2018]
  • キャプテン・インタビュー/ルーカス ポドルスキ選手
  • スペシャル・インタビュー/渡邉千真選手
  • ニューフェイスインタビュー/
    宮大樹選手/ウェリントン選手/郷家友太選手/荻晃太選手/ティーラトン選手/佐々木大樹選手
  • 「秘蔵PHOTO COLLECTION」野田樹選手
  • 荻晃太選手コラム「ドレスコードはありません」 など

価格:500円(税込)

「ヴィッセルスマイル」の詳細

渡邉千真

Profile
渡邉千真(わたなべ・かずま)
早稲田大学卒業後の2009年に横浜FMへ加入。プロ1年目で新人最多の13得点を挙げて新人王に輝き、翌年には日本代表入りを果たす。その後FC東京を経て、15年にヴィッセルへ加入。2年連続で2桁得点を記録し、チームの中心選手に。在籍4年目の今年は、何よりもタイトル獲得を強く意識しながら、プレーでチームを引っ張っていく。
1986年8月10日生まれ、長崎県雲仙市出身、182cm/79kg

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