2012 鹿児島キャンプ
2012 鹿児島キャンプ13日目（2月14日）
鹿児島キャンプ13日目。いよいよ最終日です。
今年のキャンプは吹雪に始まり、強風極寒、雨などあまり天気に恵まれませんでした。
それを象徴するかのように、今日も雨。。。。
しかし「昨年は雨の試合の勝率が悪かった。それを考えると、この中で試合が出来るのはいいトレーニング」と和田監督は前向きです。
美味しいご飯、ありがとうございました
12時のキックオフに向けて、朝食後、宿舎を出発。
今年もお世話になった錦江高原ホテルは、山の上にあり、目下に錦江湾の夜景、目の前に雄大な桜島を眺めるという絶景が、選手たちの疲れを癒してくれました。
そして食事も美味しい！
毎日、美味しい料理を出してくださった料理長さんに感謝の意を伝え、記念撮影です。
久しぶりの再会を喜ぶ2人
本日の試合会場である国分陸上競技場に到着。
対戦するFCソウルは、昨シーズンKリーグ3位の強豪。昨年のキャンプでも対戦し、完敗を喫した相手でもあります。
現監督は、Jリーグでも活躍したチェヨンス監督。
ジェフ時代にチームメイトだった長谷部コーチは再会を喜び、愛息の写真を見せて盛り上がっていました。
菅野さんも元気でした
そしてFCソウルといえば、菅野フィジカルコーチ。
こちらも変わらず元気、元気。
早速選手たちと談笑する姿が見られました。
今日のピッチでも一番大きな声を出していたのは、きっと菅野さんだと思います（笑）。
ボランチに入った伊野波選手
45分×3本で行われた試合。
1本目のメンバーは、GK植草、DF近藤、北本、高木、林、中盤は田中と伊野波のダブルボランチ、右ワイドに野沢、左に小川、そして森岡と大久保の2トップという布陣。
高木選手が初の実戦、そして伊野波選手が初めてボランチに入るなど、どういう展開になるのか期待しつつキックオフです。
コーナーキックからゴールを狙う北本選手
立ち上がり、ペースを掴んだのはFCソウル。
速いパス回しからゴール前に攻め込まれるシーンが何度かありましたが、
「このキャンプを通じて、守備の部分は明確になってきたし、粘り強く出来た」
と和田監督が振り返ったように、FCソウルの攻撃をしのぎます。
積極的に攻撃を仕掛ける森岡選手
すると前半21分、右サイドから大久保選手が中央に入れたボールを小川選手がシュート。
相手GKが弾いたところを森岡選手がつめて、先制。
さらに前半28分には、中央から田中選手が小川選手にあてて、そこから左の林選手へ展開。
林選手がファーに入れたボールを森岡選手が豪快に蹴り込んで、2点目。
リードを広げます。
そのまま1本目は2-0で終了。
中盤でプレッシャーをかける三原選手
2本目に入ると、雨脚が強まりますが、そんな雨をものともせず、選手たちはプレーを続けます。
時折、激しくぶつかり合うシーンなども見られましたが、前線からのプレッシャー、行く時、いかない時、攻撃に入った時のスイッチなど、課題となっていた部分が完璧ではないまでも、改善され、ボールがスムースに動くようになりました。
前線にパスを出す朴選手
2本目の25分にPKを与え、さらに42分にもゴールを許し、2-2で2本目終了。
主導権を握りながら、追いつかれるという展開でしたが、選手たちの気持ちは切れていませんでした。
茂木選手もFWで元気にプレー
3本目に入ると、相手の足が止まり始めたこともあり、セカンドボールを拾ったり、相手のウラへのスルーパスが通るなど、得点の匂いが漂い始めます。
すると、3本目の10分、右サイドから奥井選手が入れたグラウンダーのボールを中央で都倉選手がスルー。
そこへ、U-18から練習参加している松村亮選手がつめて勝ち越しゴール。
ゴールが決まった瞬間、「よっしゃー！」と声を出して喜んだ松村選手。
先輩たちに囲まれ、慣れないキャンプだったと思いますが、ここで結果を出してくれました。
試合後の食事で総括を伝える和田監督
そのまま3-2で終了。
「キャンプ最終日のゲームを勝利で終われたことが成果。FCソウルはいいチーム。激しい試合になったけど、こういう試合が出来て逆によかった。厳しく来られるチームに立ち向かうことも大事。高い位置から連動することも出来たので、これから質をあげていきたい。新戦力も溶け込んでくれているし、彼らが来てくれたおかげで、今までいた選手も競争意識を持ってやってくれている。質の高い争いが出来てます。戻って、もう少し開幕に向けて積み上げていきたいと思います」
と和田監督は試合を総括しました。
まだまだ完成形とは言えませんが、2012シーズンの新生ヴィッセル神戸の目指す形は見えてきたと思います。
監督の言葉にある通り、神戸に戻って、さらに細部を修正し、開幕に向けて頑張っていきましょう！
