ヒストリー
リーグ戦は苦戦するがスーパーカップを制し、ACLでは初挑戦ベスト4を飾る
新シーズンの幕開けとなったスーパーカップでは、PK戦の末タイトルマッチを制し、勢いそのままに初出場となるAFCチャンピオンズリーグ(以後ACL)でも連勝(※ジョホールは後に大会参加を辞退し、無効試合となる)を飾るなど、2020シーズンに大きな期待を感じさせるスタートを切った。ところが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、リーグ戦は第2節以降、中断を余儀なくされた。7月から再開となるが、ACL出場の影響もあり、8月16日からはルヴァンカップを含め15連戦が組まれるなど異例の過密日程の中で苦戦が続く。9月末にはフィンク監督の意向を受け退任となり、三浦淳寛スポーツダイレクターが監督に就任。その直後にリーグ戦で4連勝を記録するが、それ以降は勝点を思うように積み重ねられず、最終的にリーグ戦は14位という順位に終わる。ただ11月末から再開されたACLでは、チームとしての一体感を示し、カタールでの集中開催初戦でグループステージ突破を決め、決勝トーナメントでは日本勢で唯一準決勝まで勝ち上がる。準決勝では、延長戦までもつれ込むものの最後に力尽き、ACL初挑戦はベスト4に終わった。異例のシーズンとなったが、若手の成長やアジアでの戦いなどクラブとして今後に繋がる大きな経験を手にし、再びこの舞台に戻り、アジアNo.1になるという思いを新たにするシーズンとなった。
主な出来事
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2.8スーパーカップを制し、クラブ2つ目となるタイトルを獲得
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2.12ACL初戦でジョホール(マレーシア)と対戦※のちに無効試合
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2.23’20明治安田生命J1リーグ開幕
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2.25明治安田生命J1リーグ、ルヴァンカップ開催延期が決定
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5.29Jリーグ再開が決定
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7.4’20明治安田生命J1リーグ再開
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9.2’20YBCルヴァンカップは準々決勝で敗退
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9.24フィンク監督の退任を受け、三浦淳寛SDが監督に就任
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12.13ACLは延長戦の末に蔚山(韓国)に敗れ、ベスト4で敗退
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12.19’20明治安田生命J1リーグを14位で終了(9勝9分16敗)
公式戦成績
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明治安田J1リーグ9勝9分16敗[50得点・59失点・得失点差-9・勝点36・最終順位14位]
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チーム最多得点古橋 亨梧[12得点/30試合]
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リーグカップ準々決勝敗退
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第100回天皇杯不参加(新型コロナウイルス拡大の影響によるレギュレーション変更のため)
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AFCチャンピオンズリーグ準決勝進出(ベスト4)
チーム
監督
- トルステン フィンク
- 三浦 淳寛
GK
- 1前川 黛也(Daiya MAEKAWA)
- 18飯倉 大樹(Hiroki IIKURA)
- 28吉丸 絢梓(Kenshin YOSHIMARU)
- 30伊藤 元太(Genta ITO)
DF
- 3渡部 博文(Hirofumi WATANABE)
- 4トーマス フェルマーレン(THOMAS VERMAELEN)
- 17菊池 流帆(Ryuho KIKUCHI)
- 19初瀬 亮(Ryo HATSUSE)
- 22西 大伍(Daigo NISHI)
- 23山川 哲史(Tetsushi YAMAKAWA)
- 24酒井 高徳(Gotoku SAKAI)
- 25大崎 玲央(Leo OSAKI)
- 33ダンクレー(DANKLER)
- 44藤谷 壮(So FUJITANI)
MF
- 5山口 蛍(Hotaru YAMAGUCH)
- 6セルジ サンペール(SERGI SAMPER)
- 8アンドレス イニエスタ(ANDRES INIESTA)※1
- 14安井 拓也(Takuya YASUI)
- 27郷家 友太(Yuta GOKE)
- 31中坂 勇哉(Yuya NAKASAKA)
- 38佐々木 大樹(Daiju SASAKI)
- 櫻井 辰徳(Tatsunori SAKURAI)※2
FW
- 9藤本 憲明(Noriaki FUJIMOTO)
- 11古橋 亨梧(Kyogo FURUHASHI)
- 13小川 慶治朗(Keijiro OGAWA)
- 21田中 順也(Junya TANAKA)
- 41小田 裕太郎(Yutaro ODA)
- 49ドウグラス(DOUGLAS)
- 主将
- JFA・Jリーグ 特別指定選手