ヒストリー
「トップ5」を目標に掲げて飛躍を誓うも、2シーズン連続の10位に終わる

J1復帰1年目をクラブ史上最高勝ち点の47、順位を10位とし、着実な成長を見せた2007シーズン。2008シーズンのヴィッセルは引き続き松田体制の下、現役韓国代表ボランチの金南一(キム・ナミル)、横浜F・マリノスよりFW吉田孝行らを積極的に補強し、「トップ5」を目標に掲げ、更なる飛躍を誓って始動した。しかし、順風満帆かと思われた船出は、予想外に早くも暗礁に乗り上げる。2月のグアムキャンプで茂木がアキレス腱を断裂、また右膝を痛めていたエース・大久保も手術を受け、3月にはFWレアンドロも右鎖骨を骨折。いわゆるキーマンが次々と抜け、まさかの苦しい戦いを強いられることになった。なかなかメンバーを固定できない苦しい陣容のなか波に乗り切れず、一時は16位にまで落ち込んだ節もあったが、第27節大宮戦にて7試合ぶりに勝利を収めると、呪縛から解かれたかのように勝ち続け、クラブ史上初の「J1・5連勝」を達成する。リーグ自体も過去に無く混戦を極め、一時は5位以内も狙える位置まで上り詰めたが肝心なところで辛酸を舐め、結局10位。2シーズン連続で全くの同勝ち点、同順位となった。
主な出来事
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3/8'08J1リーグ開幕
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12/4松田浩監督、今季限りでの退任が発表される。
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12/6J1リーグを10位で終了(12勝11分11敗)
公式戦成績
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J1リーグ12勝11分11敗(39得点・38失点・得失点差+1・勝点47・最終順位10位)
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チーム最多得点大久保 嘉人 11点/31試合
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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ(Aグループ)/3勝1分2敗
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第88回天皇杯5回戦敗退
チーム
監督
- 松田 浩
GK
- 榎本 達也(Tatsuya ENOMOTO)
- 紀氏 隆秀(Takahide KISHI)
- 徳重 健太(Kenta TOKUSHIGE)
- 土井 康平(Kohei DOI)
DF
- 小林 久晃(Teruaki KOBAYASHI)
- 北本 久仁衛(Kunie KITAMOTO)
- 河本 裕之(Hiroyuki KOMOTO)
- 内山 俊彦(Toshihiko UCHIYAMA)
- 茂木 弘人(Hiroto MOGI)
- 石櫃 洋祐(Yosuke ISHIBITSU)
- 増田 清一(Kiyokazu MASUDA)
- 柳川 雅樹(Masaki YANAGAWA)
- 三澤 慶一(Keichi MISAWA)
MF
- 金 南一(Nam Il Kim/韓国)
- 朴 康造(Kang Jo Park)
- 栗原 圭介(Keisuke KURIHARA)
- ボッティ(Botti/ブラジル)
- 酒井 友之(Tomoyuki SAKAI)
- 古賀 誠史(Seiji KOGA)
- 田中 英雄(Hideo TANAKA)
- 鈴木 規郎(Norio SUZUKI)
- 馬場 賢治(Kenji BABA)
- 三原 雅俊(Masatoshi MIHARA)
- 松岡 亮輔(Ryosuke MATSUOKA)
- 豊満 貴之(Takayuki TOYOMITSU)
- 曽我部 慶太(Keita SOGABE)
- 伊藤 将大(Masahiro ITO)
FW
- レアンドロ(LEANDRO/ブラジル)
- 松橋 章太(Syota MATSUHASHI)
- 大久保 嘉人(主将)(Yoshito OKUBO)
- 吉田 孝行(Takayuki YOSHIDA)
- 須藤 大輔(Daisuke SUDO)
- 近藤 岳登(Gakuto KONDO)
- 岸田 裕樹(Hiroki KISHIDA)
- 上谷 暢宏(Nobuhiro UETANI)