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クラブ2015年1月18日

「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」試合結果、フォトギャラリー、出場メンバー試合後コメントを掲載

1/17(土)に開催されました「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」の試合結果をお知らせいたします。

「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」
2015年1月17日(土)14:06キックオフ/ノエビアスタジアム神戸

KOBE DREAMS 3-2(前半1-0)JAPAN STARS

■得点者
40分 栗原圭介(KOBE)
57分 三浦知良(KOBE)
74分 安永聡太郎(JAPAN)
79分 三浦知良(KOBE)
83分 吉原宏太(JAPAN)

 

出場メンバーの試合後コメント

KOBE DREAMS

吉田孝行氏

--試合を終えた今の気持ちは?
一言で言うと、感謝の気持ちですね。本当に色々な人のご協力と、出演者の方々の素晴らしいパフォーマンスがあっての事ですし、本当に感謝の一言です。
ウォーミングアップで入場したときには空席も見えたので、「2万人以上入ると聞いていたけど大丈夫かな?」と思いましたが、キックオフで入場してきたときには、びっしりと満員になっていたので、本当に感動しましたね。
終わった後はホッとしたというか、この3ヶ月ほどは準備が本当に大変だったので、成功してよかったという感じです。

--家族連れや小さいお子さんも多く来場した中で、伝えるということが出来たのでは?
少しはメッセージは伝わったと思いますし、こうやってスポーツの力で何かメッセージを発信できるということは素晴らしいことだと思います。来ていただいた方もそうですし、このチャリティーマッチに関わった全ての方に良い思いをしていただけたのかな、と思っています。

--今日はどういう思いでプレーをされましたか?
必ず点を取るぞ、と思いながらプレーをしていて、開始早々にアツ(三浦淳)から絶好のボールが来たんですが、入れないといけないですね。その後は何本かシュートを撃とうと思っていたのですが、やっぱり現役と違って、自分の動きにキレがなかったです。

--カズ選手のゴールをアシストしたシーンについて
初めは僕が撃とうと思ったんですが、やっぱりカズさんが横にいると、憧れの人なので、パスを出さないと、と思って(笑)。その横パスもトラップが少し足元に入っていたのですが、それでも上手く決めるカズさんは凄いなと思いましたね。結果的にあれが決勝ゴールなりましたしね。

--試合前に皆さんへ、何か話したことはありますか
まずは来てくれてありがとう、というようなことは言いましたが、試合内容に関しては、みんなに話すというよりも、ウォーミングアップのときにアツなんかは「負けたくねぇな」「そうですね」というやり取りもしていて(笑)。やっぱりみんな負けず嫌いなので、それが本気になって出来た部分だと思います。

--今回出場してくれた人たちへ交渉していく中で、大変だったこと、嬉しかったことを教えてください。
大変なことはもちろんいっぱいあったのですが、僕が一人ひとり電話をかけてく中での大変なことは無かったですね。本当にスケジュール調整だけで、皆さん出たいと言ってくれていましたので。今回出られなかった方も、代表の取材でオーストラリアに行かれている取材陣の方にも、本当にごめん、と言ってもらえていたので、そういう方たちの想いも伝わっているので、本当にありがたいです。

--中村俊輔選手も、吉田さんがちゃんと一人ひとり電話してきてくれている、その思いが嬉しくて出場を即答したという事を言っていました
昨日の「感謝の集い」での席でも、名波さんから、「お前が一人ひとりに電話をかけているから思いが伝わるんだよ」ということを言われて、それは本当に嬉しかったですね。
現役の中村選手は、こういう試合で怪我でもしたら大変なのに、それを了承してくれたF・マリノスも俊輔本人にも、本当にありがたいです。これは俊輔だけでなく現役選手みんなそうですけど、みなさんに本当に感謝の気持ちです。

 

三浦知良選手(横浜FC)

--今日は2ゴールという、素晴らしい活躍でした
ありがとうございます。いいボールが来たので、1点目の和多田からのセンタリングも、来るだろうなと予測していましたし、2点目も、吉田さんが撃とうと思ったらしいんですけど、「見えたんで出しちゃいました」って言ってましたね。ありがたかったです。そうやってみんなが盛り上げてくれたので、2ゴールできて良かったです。
どの試合でも、僕にとっては当たり前なんですが、サッカーを楽しもう、サッカーがしたいという意欲の中で全力を尽くしていますので、当然その結果がゴールにならない試合もありますし、今日もたまたまゴールが出来ましたけど、いい結果が出てみんなが喜んでくれたらいいなと思います。たくさんお客さんも入りましたし、みんなが復興に対して意識して協力してくれることや、こういった場でみんなで集まってやれるということは、最高だと思います。

--2種類のカズダンスを踊られましたが、それは試合前から決めていたのでしょうか?
いえ全く(笑)。1点目を決めた後に、「あぁ、昔のをやればよかった」と後悔していて、そう考えていたらもう1点とれたので。まぁ見ている皆さんは2種類と思っているかどうか分かりませんが、僕の中では全然ちがうんですね。そういう楽しみも、ぜひスポーツニュースで見てみてください(笑)。

 

宮本恒靖氏

--今日の試合の感想は?
凄く質の高いメンバーで、現役の選手もいましたし、24,000人以上ものたくさんの人が入ってくれたので、試合中はいい内容の試合ができればいいなと思いながらプレーしていましたね。
フル出場とは言われてはいなかったんですが、怪我をされて出られない方もいらっしゃったので、行けるなら行ってくれ、という感じです。
試合中は、いつボールを取りに行くか、というのがあやふやになると試合が締まらないので、声を出してやりました。 

--試合に向けてトレーニングはされていたのでしょうか
なかなかフルコートの試合というのは出来ないので、フットサルをやったりですけど。前半途中くらいからふくらはぎに変な感覚はありましたが、最後は気持ちです。気持ちがないとダメですね。

--三浦知良選手が2ゴールという活躍でした
ただ、3点目をとるチャンスありましたね、ってカズさんに突っ込んだら、「足が合わなかった」ということはいわれてましたね。でもゴールがたくさん生まれたことはお客さんに喜ばれた要因だったと思いますし、しかもカズさんが取ってくれたということは大きいと思います。

--震災20年のチャリティーマッチという事に関して、どういった思いがありますか?
20年前、自分も凄い揺れを感じた記憶が鮮明に残っていますので、それを知らない世代に伝えていくということは非常に大事なことだと思います。孝行も言っていましたけど、防災の意識を高めることに繋がるようなサッカーのイベントになればいいと思ってやっていました。

--子どもさんも多く来られていたので啓蒙できる機会になったのでは?
そう思いますし、あとは東日本大震災も同じようにずっと話題に上らなければいけないと思います。

--震災復興とともにチームを作ってきた、ヴィッセル神戸に入ったからこそ感じたことはありましたか?
練習始動の日に、震災の映像や、祈りを捧げる人たちの映像をみたりする中で、神戸の皆さんの思いを背負って戦うクラブなんだな、というのは加入してすぐに感じましたし、神戸讃歌を歌うときにもそういった事を感じます。本当にヴィッセル神戸が活躍する事が、みなさんに色々な力を与える事ができるのかと思います。

 

永島昭浩氏

--今日の試合に意義について
まずこの試合を企画していただいたことに感謝していますし、この企画に賛同していただき、語り継がないといけないという意義を感じてたくさんの人に集まっていただいたので、本当に、後押ししてくれるようなファン・サポーターに本当に感謝したいです。

--ベンチではどんな思いで指揮を執っていましたか?
初めてのベンチだったので、とにかく岡田さんに勝ちたいという思いと、内容も詰めて行きたいと思っていたので選手たちがしっかりベストを尽くしてくれてよかったと思います。

--試合の最後には石末さん、和田さんとともにピッチに立たれました
一番オールドプレーヤーですが、中心にやってきたメンバーがこういう20年の舞台に立てたことが嬉しく思いますし、いい試合が出来たと思います。
初めは出る予定は無かったんですが、岡田監督から「出ないのは許さない」と脅されたので(笑)。サポーターのコールは本当にありがたかったんですけど、体がついていかなかったですね。

今回の試合で改めて伝えていきたい思いは
自然災害の事なのでいつ同じような事が起きるか分かりませんし、そういう意味では準備するということも大事ですが、守るということだけではなく、攻めるという意味でも、前もって近所の連帯感やコミュニティで、ささいなことでも情報を分かち合うことが災害の危機管理になると思うので、そういう日本・まちにするためのメッセージを伝えたいと思います。

 

 

※その他の選手コメント、試合写真については、「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」特設サイトにてご確認ください。
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