この企画は兵庫県内の各自治体と連携し、各自治体の魅力をモーヴィが直接訪問して発信するシリーズ企画です。モーヴィが地域の様子や名産品を堪能し、その自治体の知られざる魅力を広く発信していきます。
第4回目となる今回は、自然と歴史が織りなす加西市(かさいし)を訪問しました。加西市は、豊かな自然と歴史的な名所が数多く点在する魅力的な街。加西市の魅力を堪能してきたモーヴィをご覧いただき、ぜひ次のご旅行では加西市へ足をお運びください。
加西市のプロフィール
加西市は、兵庫県の南部、播磨地方に位置する自然豊かなまちです。古代からの歴史を感じられる遺跡や、四季折々の美しい景色が広がる観光スポットが点在しています。また、農業が盛んで、米、トマト、いちご、ぶどう等が特産品として知られています。
■所在地 :兵庫県南部(播磨地方)
■人口 :約4万1千人(2024年12月末時点)
■面積 :約150.22平方キロメートル
■市の木 :カシ
■市の花 :サルビア
加西市までのアクセス
■自動車
加西市は中国自動車道や山陽自動車道を利用すると便利です。
・中国自動車道
加西ICで降りると市内中心部にアクセスしやすいです。
大阪方面から:約1時間~1時間30分
神戸方面から:約1時間
・山陽自動車道
加古川北ICを利用し、そこから一般道で加西市へアクセスできます
■鉄道(JR)
JR「加古川」駅から北条鉄道「粟生駅」を経由し「北条町」駅まで約50分です。
■高速バス
大阪や神戸から加西市へ向かう高速バスが運行されています。加西市内の主要停留所(例:高速北条バス停など)で下車できます。
ローカルな雰囲気が人気の「北条鉄道」
北条鉄道は、加西市を中心に運行されている第三セクター方式の鉄道路線です。正式名称は「北条鉄道北条線」で、加西市の「北条町駅(ほうじょうまちえき)」と小野市の「粟生駅(あおえき)」を結ぶ全長13.6kmの路線です。沿線には、歴史的な遺構や自然豊かな景観が広がっています。特に法華口駅は、昭和レトロな雰囲気を残す駅舎が人気で、時が止まったような駅舎にモーヴィはタイムスリップした気分を味わえました。
緑色の車体にひまわりのイラストがラッピングされた北条鉄道フラワ2000-3型車両です
駅舎のベンチで次の列車を待つモーヴィ
また、北条鉄道では、自転車を列車に積み込むことができる「サイクルトレイン」のサービスを提供しています。このサービスは、サイクリングを楽しむ人々にとって便利で、鉄道とレンタサイクルを組み合わせることで、環境に優しく、健康的な旅を楽しむことができます。モーヴィはふるさと加西観光大使「ねっぴ~」と一緒に、列車にレンタサイクルを積み込む体験もしてサイクリストになりきりました。
ねっぴ~と一緒に列車にレンタサイクルの積み込み体験
広々とした列車内はレンタサイクルを入れても快適に過ごせます
■公式サイト: http://www.hojorailway.jp
歴史を改めて知ろう「soraかさい・鶉野飛行場跡」
「soraかさい」は、地域活性化拠点施設で加西市の観光資源や地域の魅力を広く伝えるために設置されており、地元住民や観光客にとって親しみやすい場所となっています。特にミュージアムでは、「紫電改」などの実物大模型飛行機が展示されており、多くの来館者の注目を集めています。「鶉野飛行場跡」は第二次世界大戦中に旧日本海軍が建設した飛行場の跡地です。この飛行場では、海軍のパイロットが実用訓練を行っており、特攻隊も編成されました。現在では、戦争の歴史を伝える貴重な遺跡として保存されています。モーヴィは戦時中の歴史を学ぶとともに実物大の戦闘機模型に圧倒されていました。
実物大の戦闘機模型の大きさにモーヴィもびっくり!
約1200mの滑走路がほぼ当時のまま残っている広大な飛行場跡
お土産で人気の紫電改がプリントされた「鶉野サイダー」
館内に併設された「soraカフェ」でハンバーガーとレモンスカッシュにご満悦なモーヴィ
営業情報
- 住所:加西市鶉野町2274-11
- TEL:0790-49-8100
- 営業時間:9:00~18:00
- 休館日:毎月第2・4月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
- ミュージアム観覧料:一般(15歳以上)200円、中学生以下無料
※15名以上団体 150円/名
※カフェ&ショップは入館無料 - 公式サイト:https://www.sorakasai.jp/
巨大防空壕跡(自力発電所跡)
戦時中の遺跡で、第二次世界大戦中に建設された防空壕群のひとつです。防空壕とは、戦時中に空襲に備えるために建設したもので、特に重要な設備や人命を守るために利用されていました。
この巨大防空壕跡は、自力発電所と呼ばれ、電力供給を確保するための大きな発電機が設置されていたと考えられています。自力発電所は、戦時中の非常時においても電力を供給するための重要な施設であり、軍事施設のインフラを支えるために使用されました。
長さ14.5m、幅5m、高さ5mの空間を持つ基地内最大のコンクリート製防空壕跡
地下へと続く防空壕跡にモーヴィも興味津々
現在、この防空壕跡は歴史的な戦争遺跡として注目されており、戦争の記憶を伝える貴重な場所となっています。ただし、一般公開されている期間や、具体的な見学方法については、事前に加西市観光協会に確認する必要があります。
■公式サイト:https://kanko-kasai.com/uzurano_airfield/
詳細は加西市観光協会HPにてご確認ください
誰かに似てる?「五百羅漢石仏」
五百羅漢石仏(ごひゃくらかんせきぶつ)は、江戸時代初めに作られたとされる石仏群で、羅漢寺の境内やその周辺に約500体の表情豊かな石仏が並んでいます。古くから「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とうたわれ、面貌の異なる石仏の中に、必ず親や子に似た顔があると言われています。
羅漢さんと一緒に記念撮影するモーヴィ
境内では四季折々の風景を楽しむことができます
営業情報
- 住所:加西市北条町北条1293
- 拝観時間:9:00~17:00(年中無休)
- 拝観料:大人200円、小人100円
- 公式サイト: https://500-rakan.com/
四季折々の花々が楽しめる「兵庫県立フラワーセンター」
兵庫県立フラワーセンターは、46haにもおよぶ広大な園内の中央にある水鳥の遊ぶ「亀ノ倉池」を囲むように広がる大小さまざまな花壇や樹木園では四季折々の花が咲き競い、季節により表情を変える約4,500種類の花と緑が憩いの空間を提供する、全国でも有数の花の公園です。園内には、古代中国鏡コレクションを展示している古代鏡展示館もあります。
営業情報
- 住所:加西市豊倉町飯森1282-1
- TEL:0790-47-1182
- 営業時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
- 定休日:毎週水曜日(祝日の場合は、その翌日)12月28日~1月3日
※チューリップまつり、菊花展覧会開催中は無休です - 入園料:大人500円、高校生以下無料
※障がい者100円、70歳以上250円、20名以上団体2割引 - 公式サイト:https://flowercenter.jp/
気球の飛ぶまち加西
加西市は、広大な平野や自然豊かな環境が広がる地域であり、気球を飛ばすのに適した条件が整っています。そのため、気球を活用した観光や地域振興が進められています。11月~5月初旬の気球シーズンには週末を中心に全国から気球チームが集まり、加西市上空を気球がフライトしている風景を見ることができます。
■主なイベント
加西市では、気球をテーマにしたイベントが開催されることがあります。
熱気球の搭乗体験:市民や観光客が気球に乗り、空から加西市の景色を楽しむことができます。
■気球体験の魅力
気球に乗ることで、加西市の美しい田園風景や歴史的な名所を空から眺めることができます。
■公式サイト:https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kikyu/
お問い合わせ
加西市観光協会
住所: 〒675-2103 兵庫県加西市鶉野町2274-11(soraかさい内)
電話: 0790-49-8200
公式サイト: 加西市観光協会公式ホームページ