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更新2024年4月22日

love.fútbol Japan「未月とトモニ!」試合招待企画レポート

ヴィッセル神戸では、認定NPO法人love.fútbol Japan(ラブフットボールジャパン)と共同で、サッカー観戦の機会が難しい子どもたちとそのご家族を対象にJリーグの試合観戦に招待する企画、「未月とトモニ!」試合招待企画第1回目を4月20日(土)明治安田J1リーグ第9節「湘南ベルマーレvs ヴィッセル神戸」にて実施いたしました。

「未月とトモニ!」は、昨シーズン怪我をした齊藤未月選手を応援するため、ヴィッセル神戸とこれまでに所属した湘南ベルマーレ、ガンバ大阪の3 クラブが合同で応援タオルを販売、その収益をlove.fútbol Japan に寄付し、経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーをしたくても諦めている子どもたちを支援する活動に活用しています。

 

「未月とトモニ!」試合招待企画

■開催日時:2024年4月20日(土)

■開催場所:レモンガススタジアム平塚

■参加者:齊藤未月選手、4世帯の家族

 

齊藤選手ふれあい時の挨拶と質疑応答

齊藤未月選手 挨拶 

僕は湘南で育って、小学校からここでずっとやっていました。今年からヴィッセル神戸に移籍しました。小学校4年生から湘南にいました。みんなもサッカーを頑張って欲しいです。このタオルをサポーターさんが買ってくれたお金で今回ラブフットボールさんにお話をして何かできないか、協力できないかと話をして、第一弾が湘南と神戸の試合で皆さんを招待すると言う話でした。どのタイミングでスタートしようかなと思っていて、ちょうどヴィッセルと湘南の試合があって僕も現地に来れて、最高のタイミングで皆さんを招待できました。
ファーストステップでもっと皆と関われたらいいなと思います。まだ怪我しているけど、今後、一緒にサッカーをしたり、こども達や親御さんとも関わり合いを一緒に作り上げられたらいいです。これからもよろしくお願いします。

 

質問タイム

-どうしたらうまくなりますか

サッカー好き?俺も下手くそでダメだったんだけど、サッカーが一番好きだということが一番大切で、そこからがスタートでした。小学校の時にベルマーレではなくマリノスに行っていた。辞めたくてしょうがなかった。お父さん厳しいんだけど、お父さんその時だけ、サッカー楽しくないならやらなくていいよと言ってくれて、楽しいと思える環境が湘南ベルマーレだった。今の今までサッカーが楽しくないと思ったことはない。プロの世界に入ってそれが仕事で大変な事もあるけど、全部それも含めて楽しい。サッカーを楽しんで、ぜひ頑張って欲しいです。

 

-どうやったらシュート入りますか

実は僕も中学までフォワードでした。高校に入ってから中盤になりました。一番大事なのは、反復練習です。シュートを決める、ボールをしっかりミートすることが大事で、それの反復練習が大事です。今日の武藤選手のゴールも何回も何回も練習している。反復練習と自信が大事です。

皆さん、今日はありがとうございました。

 

メディア質疑応答(Q&A)

-今回の未月とトモニの活動はいかがでしたか

ラブフットボールさんと「未月とトモニ!」のタオルで集まったお金を通して今回、4世帯の家族を呼ばせていただいて、初めて観戦してもらいました。
第1回が湘南と神戸の試合で、僕の大切なクラブである湘南をスタートにして、神奈川県内の子供達を呼ぶことができ、彼らと会うことで、自分も頑張らないといけないなと思いました。
自分がプレーしている姿を家族やサポーターに見せることができないのが一番辛いと感じています。そこが復帰したいと思っている大きな目的の一つです。
その第一歩を踏めた事は良かったです。それを湘南でスタートできてよかったです。サッカーの熱量や天気も良かったし、サッカーの雰囲気を少しでも感じてもらえて嬉しかったです。自分がプレーしたいという気持ちを彼らに出会いより強く感じられました。僕にとっても大きな出来事です。皆さんが関わってくれた事だからこそ、体現できるようにしていきたい。

 

-サッカー選手として与えるものも沢山ありますが、与えられるものも実感されていますか

そちらの方が大きいです。今回呼ばせて頂いた家族や自分の奥さんを含めた家族やサポーターから与えられているものが大きく、それがあったからこそのプロサッカー選手だと思っています。だからこそ、人間として強くなれる感覚があります。まだ自分の調子やメンタルの浮き沈みはありますが、それを自覚しながら一歩づつ成長していかないといけないです。他の人に与える影響が、全てプラスであったり、いい方向に進んでいくかどうかは受け取り方次第です。何かを研ぎ澄ませてやれている感覚はあります。今日彼らにあったピッチ外の自分の姿と、(復帰した自分の)ピッチ内でまとうオーラや雰囲気も見て欲しいと思います。ピッチに戻って活躍をして、自分がサッカー選手として目指すものに到達していかないといけないです。まだまだやることは沢山あるなと感じた1日でした。

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