楽天ヴィッセル神戸株式会社(本社:神戸市中央区、代表取締役社長:立花陽三)は、ヴィッセル神戸所属DF高橋 峻希選手(28)が、部外者に対して出場予定メンバー情報を漏洩していたとの報道を受け、先月より調査を進めておりました。この度、当該調査が終了し、高橋選手への処分を決定しましたので、次のとおりご報告いたします。
【概要】
9月23日(日・祝)に埼玉スタジアム2002で行われた2018明治安田生命J1リーグ 第27節vs.浦和レッズのメンバー発表前に、高橋選手が部外者へ出場予定メンバー情報を漏洩していたとの報道があり、本人への聞き取り調査等、外部弁護士による調査を依頼し、実施しました。
【漏洩発覚の経緯】
9月23日(日・祝)14時25分頃、高橋選手の知人が、自身のTwitterアカウントで、ヴィッセル神戸所属MFアンドレス イニエスタ選手が同日の試合に出場しないことを高橋選手から聞いた旨の情報を公開しました。
投稿後、知人は速やかにこれを削除しましたが、投稿内容は削除時点で既にTwitter等のSNS上で拡散されており、高橋選手が部外者へ出場予定メンバー情報を漏洩したことが疑われました。
【調査結果】
外部弁護士による調査により、高橋選手が、当日の試合を観戦することを予定していた高橋選手の知人から、LINEを経由して、9月23日(日・祝)14時04分頃にイニエスタ選手の出場の有無につき問われたところ、高橋選手は、これに対して同日14時16分頃に「出ないよ!」とイニエスタ選手が出場しない旨、同じくLINEを経由して返答していた事実が認められました。
もっとも、高橋選手において、当該情報を漏洩することにより何らかの利益を享受する、又は対戦相手を利する等の不正な意図があったものとは認められませんでした。
この度の情報漏洩はJ1リーグ 第27節を対象とするtotoの販売期間終了後に発生したものですが、ヴィッセル神戸として今回の事態を大変重く受け止めています。
【処分】
本件は、日本サッカー協会選手契約書第3条〔禁止事項〕の、(1)「クラブ、協会およびリーグ等の内部事情の部外者への開示」、(2)「試合、トレーニングに関する事項(試合の戦略・戦術・選手の起用・トレーニングの内容等)の部外者への開示」、(7)「試合の結果に影響を与える不正行為への関与」、および(8)「その他クラブにとって不利益となる行為」、に抵触する違反行為に該当すると判断し、高橋選手を1ヶ月間(9月24日から10月23日まで)の謹慎処分とする決定に至りました。
【再発防止に向けて】
ヴィッセル神戸はこの度の情報漏洩を受け、情報管理体制を一層強化して、再発防止の徹底に努めてまいります。再発防止策として、クラブハウスにおける情報管理ルールの掲示、強化部から所属選手に対するチーム情報の取扱い及びSNSの利用に関する指導、外部講師を招いてのSNS運用に関する勉強会の実施を行ってまいります。
この度はサポーターの皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。