試合/練習

試合情報

  • 2011 Jリーグ ディビジョン1 
    第29節
    2011/10/15 16:04 kick off
     ホームズスタジアム神戸
    HOME GAME
  • ヴィッセル神戸
  • 1
  • 0前半0
    1後半1
  • 1
  • 清水エスパルス
  • 森岡 亮太(85')
  • 得点者
  • (55')ボスナー

試合後監督コメント

和田昌裕監督
感想としては、悔しいというか、残念というか、前半は非常に良い入り方をしただけに、前半だけを見れば巧くゲームをコントロールできましたし、決定的なチャンスもあった中で、そこを決められなかったというのが、前半のうちに1点でも取っていれば、というゲームだったかなと思っています。
後半相手に先制を許して、少し相手のペースになりましたが、そこからしっかりと自分達の流れに持ってきて、森岡が天皇杯の勢いなのか同点ゴールを入れてくれたので、そこの粘りは評価できるかなと思います。
今日は全体を振り返ると、チームがまとまっていたと思います。
みんなが同じ方向を向いて、守備においても攻撃においても、出来ていたのではないかと思います 。
攻撃のところでは、最後、中に選手がいなかったり、シュートが枠にいかなかったりという精度の問題はありますが、全体が連動した動きを見せてくれたのではないかと思います。
今日の試合は、本当は勝ち点2を失ったと捉えなければいけないのですが、先制された流れの中で同点に追い付いて、勝点1を取ったということを前向きにとらえて、この流れを、次節アウェイですが、鹿島戦に繋げていきたいと思います。
今日は森岡がJリーグで初ゴールを挙げましたので、彼にはおめでとうと言ってあげたいと思います。
しかし、これで終わりではなく、良いゴールを積み上げていって欲しいと思います。
また、三島も長いケガから復帰し、名古屋戦は出場しましたが、ホームでは初めての出場でした。サポーターの前で、プレーを見せられたということは、彼自身、本当に大きかったと思いますので、この二人については、今後もチームの勝利により貢献して欲しいと思います。
今日はたくさんのサポーターの皆さんに応援していただいたにも関わらず、勝点1しか取れなかったことを申し訳なく思います。
ただ、最後の粘りというか、そこを次の鹿島に持っていきたいので、サポーターの皆さんも残りリーグ戦5試合を一緒に戦っていただきたいと思います。
監督質疑応答
(吉田から森岡に交代させた意図は?)
吉田に少しケガがあって、天皇杯も休ませました。
今日も少し時間が空いての先発でしたので、どこまで行けるかなと思っていましたが、守備にも前半からかなり貢献してくれていましたので、運動量的に少し落ちてきたという判断です。
やはり疲れが出ると、ちょっとしたコントロールミスとか、そういったことがいくつか見受けられましたので、もう少し早くても良かったかなという気持ちもありますが、そういった意図です。
森岡に関しては、とにかくゴールを狙って欲しい。
ボールを受けるのが巧い選手ですが、足下ばかりにならずに、相手選手の裏へ抜けなさいという指示をして送り出しました。
ボールを受けるときは当然、1.5列目まで落ちてボールを受けるのは彼のスタイルですので、そこばかりになると、ポポも相手の裏へ抜ける動きを続けてだいぶ疲れていましたし、ポポだけになると相手も簡単に対応できると思うので、森岡も裏へ飛び出ることで、相手のDFラインを撹乱できると思っていましたが、ずっと前にいなさいという指示はしていません。
(相馬の評価とケガの様子は?)
彼の良さである、積極的な攻撃参加やクロスも上げていましたので、得点に結びつけば良かったのでしょうが、彼の活かし方がチームの中で統一されてきたと思います。
特にボッティとの関係が、非常に良かったと思います。
ケガの具合ですが、天皇杯の頃から少し右足の内転筋が張っているということは聞いていましたので、今週もそこをケアしながら、トレーニングをやってきました。
開いたときに少し伸びたということですので、次節はこれから様子を見たいと思います。
ミドルシュートも何回かありましたが、そこも彼の持ち味ですので、そういったところも次に期待したいと思います。
(森岡は天皇杯で殻を破ったと思うか?)
前節、違う大会ですが得点を挙げて、この試合でもまた取れるとは限りませんが、良いところに入ってくるというか、得点すると何となくそういった匂いがするということかと思います。
彼があそこに入ってくる姿は、練習でもあまり見たことがないのですが(笑)、ポポがよく右サイドを突破して素晴らしいラストパスをしてくれました。
ポポが0.8で森岡が0.2くらいかなと思いますが(笑)、それでもよくあそこに入ってきてくれたと思います。

試合後選手コメント

三島康平選手
(ホーム初出場について)
とにかくやってやろうという気持ちでした。以前の名古屋の時より、入るまで若干緊張しました。
(いきなりゴール前での混戦がありましたが怖さなどはありましたか?)
そういうのはありません。
(多くのサポーターが声援を送ってくれました)
ホームで大勢のサポーターの方が見にきてくれて、声援が聞こえました。力になりました。それだけに勝てなかったのが残念です。次頑張りたいと思います。
茂木弘人選手
(久しぶりの出場でしたが、やってみてどうでしたか?)
大丈夫です。突然の出場でしたが、問題なかったですし、楽しめてやれました。
(試合勘などはどうですか?)
問題はないです。大丈夫です。相手も10人になっていましたし、攻撃の形とかをもう少ししっかりと確かめたいと思います。
吉田孝行選手
(試合を振り返って)
90分通して神戸のペースだったと思います。ああいう展開の中ではセットプレーからの失点が怖かったですが、前半決める時に決めておかないと、ああなってしまうと思います。
ある程度形はできていますし、あとはフィニッシュの精度だと思います。自分もFWですし、点を取らないとこういう結果になってしまいます。
(相手が清水ということで意識しましたか?)
特にはないですが、ホームですし、勝点3を狙っていましたので、満足はしていません。
(朴選手からのワンタッチのパスが効いていたと思いますが)
いったんトップに当ててボールをワンタッチでDFライン裏へ出したりするプレーは、得意としているところだと思いますし、それをゴールにつなげられればもっとよかったと思います。
(コンディションに問題はありませんでしたか?)
意外に体も動き、コンディションは問題なかったです。
(残りの試合で4勝を目標にあげていましたが?)
ホームでの引き分けは痛いです。残り5試合、勝点を積み上げて9位以内、上を目指して頑張りたいと思います。
河本裕之選手
(コーナーキックのチャンスについて)
いいボールでしたし、決めれば勝ちでしたから、決めないといけなかったと思います。
入り方が良くなく、先に中に入ってしまった感じです。
(失点について)
裏だったので状況はよくわかりませんが、またビデオを見て精査したいとおもいます。
(押していた中での失点は悔しいですか?)
そんなに悪くないゲームができていたので、チャンスもあったし、もったいなかったと思います。
(この勝点1をどう評価しますか?)
本当は勝点3が取りたかったですが、この勝点1をプラスと出来る様に次の試合を頑張りたいと思います。
三原雅俊選手
(前半は小野選手とのマッチアップでしたが)
やっぱりボールの持ち方がうまい。簡単にかわされないように意識しました。
(前半中央に広大なスペースがありました)
スペースはありましたけど、自分たちがボールを奪ってシュートまで行けていたので良かったのかなと思います。
早めに先取点が取れれば良かったのですが・・・。個人的に前半はミスが多かった。もっと改善していかなければいけません。
(勝点1という結果について)
追いついたことは、チームとしては良かったと思います。ただ、その後もう1点勝ち越すことができなかったのが悔しいです。この勝点1を無駄にしないよう、次、勝点3をしっかり取れるように準備したいと思います。
森岡亮太選手
(前回の天皇杯でハットトリックを挙げたことが今日の結果につながったのか?)
気持ち的に余裕ができました。ただ今日はゴールはできたけれど、点を取った以外の部分で自分らしさが出せませんでした。
(今日のゴールの感想は?)
結果的には、前回の天皇杯でのゴールより、今日の方が良かったとは思いますが、自分の本意じゃないプレーがあったので、思った以上に素直に喜べないですね。
(ゴールパフォーマンスは考えていたのか?)
シーズンの前半は考えていましたけど、夏以降は出番もなかったので何も考えてませんでした。本当に嬉しいと飛びたくなるんですね(笑)。
(以前までと比べて何かが変わったのか?)
出ていない時期と比べて、自分の中で何かが変わったということはありません。ただ、結果的に見てちょっとでも余裕ができたのかなとは思います。
(監督は点を取りだすと、点を取れる臭いを感じ始めるとおっしゃっていましたが)
今日の得点で入り込んだ場所は、今までに無かった動きでした。そこは今までとは違ったなと思います。FWなので、ゴール前への入り方というのはわかり始めたのかもしれません。
(高校までの攻撃的MFからFWにポジションを変えて難しさはあるのか?)
FWは今までそれほどやってきたポジションではありません。ボールを当てられる側になると、裏に抜ける時の駆け引きだったり、ボールを持っていない時の動きが重要になる。相手も狙って来るところで、とにかく相手にボールを取られないように気をつけています。
(今日の試合の感想)
勝てなかった。それだけです。自分の点で勝てていれば良かったのですが、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります。
近藤岳登選手
(森岡選手のゴール時にはに真っ先に駆けつけていたが)
練習中からゴール前に飛び込んで行けといつも言っていたので、その成果が出てめちゃくちゃ嬉しかったし、人事じゃなかったですね。僕も苦しい時期があったので気持ちもわかっていたし、これであいつも楽になったと思います。多分これがあいつの中ではプロとしてやっていく自信になったと思うし、第一歩にもなったと思うので、そういう意味でも嬉しかったですね。練習中は足下にもらいたがる傾向があったので、FWは1枚つぶれ役でも何でもいいから飛び込んでなんぼ、と言っていたので。練習中はことごとくキーパーのファインセーブにあっていたのですが、練習の成果が出て本当に嬉しいですね。
(苦しい時期を知っているという意味では彼に何かアドバイスはあったのですか?)
言っても逆に言われるので(笑)。ゴールを決めろと言ったら逆に「いいボールあげろ」と。(笑)
まぁ、冗談を交えながらも厳しいことを言ってきましたが、彼なりにわかってくれていたと思うし、これで大人になってくれたらいいですね。
松岡亮輔選手
前半はいい流れというか距離感が良かったし、いい形で奪えて相手のワンボランチの脇を付いたり、というところまでは良かったんですが、最後のフィニッシュやラストパスの精度を上げるというところがまだまだ課題かなと思います。
(J1通算100試合出場となりました)
自分としては普段と変わりなく、残り6試合のうちの1つと思って試合に臨みました。100試合ということよりも、順位的にも上にいけるということで、どうしても勝ちたい一戦でしたが、セットプレーで自分のマークからやられてしまいました。あの場面では集中を欠いてしまったというのは正直なところです。前半は何とか抑えられていたので本当に悔やまれます。そこから相手の流れになってしまったので本当に勿体無かったです。
その後は、相手に退場者が出たラッキーな面もありましたし、追加点を奪われないようみんなで意思統一して、一度はチャンスが来る、と相手のペースの中でもしっかり対応していけました。とはいえ、悪い流れのときには中盤が間延びしてしまった時間もあったので、自分たちの流れに早くもっていけるようにすることが課題だと思います。
(残り5試合どういう気持ちで臨みますか?)
これからは勝ち点の計算になってくると思います。アウェイの鹿島戦では劣勢が予想されますが、最低でも勝ち点1を持って帰れるようにしたいです。苦しい時間を耐え忍ぶ、ということが必要になってくると思います。
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