ヒストリー
「トモニイコウ。」を合言葉に、J2の荒波を乗り越えて全員で勝ち取ったJ1復帰
ヴィッセルにとって初のJ2リーグを経験することとなった2006シーズン。「1年でのJ1復帰」を掲げ、9年ぶりにスチュワート・バクスター氏を監督に招へい。三浦淳宏を中心とした多くの主力選手が残留し、チーム一丸となって、52節48試合というリーグ戦に突入した。しかし、開幕戦で昨季J2最下位の草津にまさかの完敗。その後も第1クールはもがき苦しむものの、第2クールから徐々に戦術が浸透し始め順位を上げていく。そんな矢先に家庭の事情でバクスター監督が帰国することに。その後は首位に立ったものの、安定した戦いができず、最終的には3位に転落、福岡との入れ替え戦へと回った。三浦を出場停止で欠いたホームを0-0で終え、続くアウェイでは近藤の挙げた1点が大きくものを言った。1-1で引き分けながらも、この年から導入されたアウェイゴールルールによってJ1復帰を決めた。「トモニイコウ。」を合言葉にチーム、サポーターがひとつとなって戦い、みんなで勝ち取ったJ1への切符。ヴィッセルの歴史の中で大きな意味を持つことになるであろう1年となった。
主な出来事
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3/4'06J2リーグ開幕
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5/3第1クール終了(7位/5勝1分6敗)
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7/8第2クール終了(3位/7勝4分1敗)
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9/9バクスター監督が退任し、松田浩コーチが監督へ昇格
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9/13第3クール終了(1位/8勝3分1敗)
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11/18バクスター氏がコーチとして復帰し、3試合ベンチ入りする
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12/2第4クール終了(3位/5勝3分4敗)J1 16位の福岡とのJ1・J2入れ替え戦出場が決定
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12/6J1・J2入れ替え戦 第1戦(ホーム)を0-0で終える
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12/9J1・J2入れ替え戦 第2戦(アウェイ)を1-1で終え、J1復帰が決定
公式戦成績
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J2リーグ25勝11分12敗(78得点・53失点・得失点差+25・勝点86・最終順位3位)
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チーム最多得点三浦淳宏 15得点/46試合
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J1・J2入れ替え戦0勝2分0敗(1得点1失点)※アウェイゴールルールによりJ1昇格
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第86回天皇杯3回戦敗退
チーム
監督
- スチュアート・バクスター(Stuart Baxter/イギリス)
- 松田 浩
GK
- 本田 征治(Seiji HONDA)
- 紀氏 隆秀(Takahide KISHI)
- 徳重 健太(Kenta TOKUSHIGE)
- 荻 晃太(Kota OGI)
DF
- 小林 久晃(Teruaki KOBAYASHI)
- 坪内 秀介(Syusuke TSUBOUCHI)
- 北本 久仁衛(Kunie KITAMOTO)
- 河本 裕之(Hiroyuki KOMOTO)
- エメルソン・トーメ(Emerson Thome/ポルトガル)
- 三浦 淳宏(主将)(Atsuhiro MIURA)
- 丹羽 竜平(Ryuhei NIWA)
- 石澤 典明(NORIAKI ISHIZAWA)
- 増田 清一(Kiyokazu MASUDA)
- 柳川 雅樹(Masaki YANAGAWA)
- 中田 智久(Tomohisa NAKATA)
- 大屋 翼(Tsubasa Ohya)※JFA・Jリーグ特別指定選手
- 有村 光史(Koji ARIMURA)
MF
- 原 信生(Nobuki HARA)
- 朴 康造(Kang Jo Park)
- 栗原 圭介(Keisuke KURIHARA)
- ホルヴィ(Pavel Horvath/チェコ)
- 小森田 友明(Tomoaki KOMORIDA)
- 田中 英雄(Hideo TANAKA)
- 吉田 真史(Masafumi YOSHIDA)
- 石櫃 洋祐(Yosuke ISHIBITSU)
- 中村 友亮(Yusuke NAKAMURA)
- 豊満 貴之(Takayuki TOYOMITSU)
- 遠藤 彰弘(Akihiro ENDO)
- キム・テヨン(Tae Yeon KIM/韓国)
- 柴垣 勇輝(Yuki SHIBAGAKI)
- ガブリエル(GABRIEL Donizete de Santana/ブラジル)
FW
- バロン(Baron/ブラジル)
- レアンドロ(LEANDRO Rodrigues da Silva/ブラジル)
- 茂木 弘人(Hiroto MOGI)
- 平瀬 智行(Tomoyuki HIRASE)
- 近藤 祐介(Yusuke KONDO)
- 北野 翔(Sho KITANO)
- 村瀬 和隆(Kazutaka MURASE)
- 大江 勇詞(Yuji OE)
- 木下 真吾(Shingo KINOSHITA)
- 姜暁(Hyo KANG/韓国)
- 土井 良太(Ryota DOI)