ヒストリー
怪我人に苦しむも残留争いを勝ち抜く。シーズン終了後、営業譲渡を発表
シーズン終了後にクラブに激震が起こった。(株)ヴィッセル神戸は12月15日、多額の負債を抱え、債務超過が続いている現状から、経営健全化が困難と判断し、民事再生法に基づき、経営を譲渡することを発表。譲渡先を決定する入札を経て、翌年1月14日、(株)クリムゾンフットボールクラブと営業譲渡契約を締結し、クラブ創設10周年目となる2004シーズンを「新生ヴィッセル」として迎えることとなった。振り返れば、苦難続きの1年であった。神戸ウイングスタジアムを新しいホームスタジアムとし、堅守のスタイルを残しつつ、攻撃のレベルアップを図ったが、序盤に和多田、土屋、佐伯ら故障者が続出。守備のリズムが崩れ、63失点のリーグワースト。途中加入のビスマルク、朴康造らの活躍により、残り2戦でようやくJ1残留を決めたが、つらく厳しいシーズンであった。
主な出来事
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3/22'03Jリーグ開幕
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8/2'03-1stステージを13位で終了(5勝1分9敗)
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11/29'03-2ndステージを13位で終了(3勝5分7敗)
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12/15再生手続開始の申立('03.1株式会社クリムゾングループに営業譲渡)
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12/26新統括部長に三浦泰年氏が就任
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12/27新監督にイワン・ハシェック氏が就任
公式戦成績
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Jリーグ8勝6分16敗(35得点・63失点・得失点差-28・勝点30・最終順位13位)
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チーム最多得点オゼアス 13得点/29試合
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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ(Aグループ)2勝1分3敗で4位、予選リーグ敗退
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第83回天皇杯準々決勝進出
チーム
監督
- 副島 博志(Hiroshi Soejima)
GK
- 掛川 誠(Makoto Kakegawa)
- 岩丸 史也(Fumiya Iwamaru)
- 荻 晃太(Kota Ogi)
- 不老 伸行(Nobuyuki Furo)
DF
- 松尾 直人(Naoto Matsuo)
- 坪内 秀介(Syusuke Tsubouchi)
- 北本 久仁衛(Kunie Kitamoto)
- シジクレイ(SIDICLEI de Souza/ブラジル)
- 吉村 光示(Kouji Yoshimura)
- 土屋 征夫(Yukio Tsuchiya)
- 三浦 泰年(Yasutoshi Miura)
- 田淵 龍二(Ryuji Tabuchi)
- 保谷 吉昭(Yoshiaki Hoya)
MF
- 菅原 智(Tomo Sugawara)
- 佐伯 直哉(Naoya Saeki)
- 岡野 雅行(Masayuki Okano)
- アリソン(HARISON da Silva Nery/ブラジル)
- ビスマルク(Bismarck Barreto Faria/ブラジル)
- 朴 康造(Kang Jo Park)
- 薮田 光教(Mitsunori Yabuta)
- 西谷 正也(Masaya Nishitani)
- 森 一紘(Kazuhiro Mori)
- 山口 貴之(Takayuki Yamaguchi)
- 春永 代志(Daishi Harunaga)
FW
- オゼアス(OSEAS Reis dos Santos/ブラジル)
- 三浦 知良(Kazuyoshi Miura/主将)
- 播戸 竜二(Ryuji Bando)
- 和多田 充寿(Mitsutoshi Watada)
- 仲里 航(Wataru Nakazato)
- 小島 宏美(Hiromi Kojima)