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2011年7月31日

日本クラブユースサッカー選手権大会決勝vs.東京V結果(7/31)

本日(7月31日)、ニッパツ三ツ沢球技場にて行われました「日本クラブユースサッカー選手権大会」決勝vs.東京ヴェルディユースの結果をお知らせいたします。

2011年7月31日(日)18:00キックオフ@ニッパツ三ツ沢球技場 45分×2
ヴィッセル神戸 0-1(前半0-1)東京ヴェルディ
【得点者】
8分 南秀仁(東京V)

【出場メンバー】※ヴィッセルのみ
GK 杉本 康輔
DF 山田 真己人、仲島 義貴、免田 朋己、岩波 拓也
MF 小林 成豪、高見啓太、前田 凌佑、松村亮(86分和田倫希)、宮村哲朗
FW 内田 祐介

≪試合後の監督・選手コメント≫
○野田知監督
(試合を振り返って)
試合に入る前に、ヴェルディの良さである個のドリブルや1対1の激しさを注意しなければいけないということで臨みました。ドリブルに対する対応は、良く出来ていたと思います。あとは、ゴール前での崩しや最後のスルーパスの精度、クロス、シュートの精度、そういうところが少し足りなかったかなと思います。

(ヴェルディが前からプレスを掛けてくることは想定内だったと思うが、それはある程度対応できたのか?)
立ち上がり、少しバタバタした感じがあり、バックバスが相手に奪われて失点しました。あの失点が重かった。中盤が前のプレスに対して、立ち上がりは怖がっていた印象がありました。

(後半の立ち上がり、ペースよく出来ていたがハーフタイムの指示は?)
まず守備のところで、ドリブルの対応はこのまま続けようと。我慢比べになるぞ。あとは小林と高見のサイドをうまく使おう。彼らがボールを持つ時に1対1の対応になるように中盤は作っていくようにと指示しました。

(ドリブルの対応は具体的には?)
ドリブルの仕掛けが速いので、フェイントも細かくきますし、そこに対して飛び込まず、間合いをあけるとスピードに乗られるので、そこの間合いもあけないように。あとは足を出す距離感を保つ。粘り強くいくように。無理に足を出すと彼らは巧いので、そこで入れ違いになるのが一番怖かったです。

(後半相手の運動量が落ちたと感じた?)
そこまでは感じませんでしたが、ボールが動くようになったとは感じました。ただ、先ほども言いましたが、最後の精度のところが低かったと思います。

(今大会を通しての収獲は?)
トーナメントに入って、結構拮抗した試合が出来ました。少し春先はタフさがなかったのですが、だいぶチームにタフさが出来たという気はします。

(見つかった課題は?)
先ほども言いましたが、最後の技術の精度を高めていかないと、こういうビッグゲームでは勝ちきれないのかなと思いました。

(MIPを受賞した仲島選手の評価について)
活躍してくれたというか、チームを引っ張ってくれたと思います。岩波にしても、仲島にしても、色々なチームを見ましたが、どこのチームにも負けないセンターバックだったという印象です。人間性も真面目な子で、おちゃらけもしますが、責任感の強い子です。

(今日のスタメンの半数が2年生でした。これから一年間、どういうところをプラスしてあげたいか?)
僕たちが今、育成のところで目指しているのは、ボールを大切にすることなので、まずはボールをしっかりとキープし、主導権を握ることを目指しています。そこの部分の精度を上げていかないといけないと思います。プラス、うちの小林や高見のように個で縦に突破出来る選手も育てないといけないのかなと思っています。

(野田監督にとって、三ツ沢は特別な場所だとおっしゃっていましたが、感想は?)
まず懐かしいなという感じはしました。何十年ぶりでしたが、ピッチに立ったら昔の雰囲気というか景色は変わらないなぁと思いました。大会前からここで選手たちにプレーさせることが目標だったので、2試合出来てよかったです。

(U-15の指導とU-18の指導で違う部分は?)
やっているサッカーはほとんど変わっていません。15の時より、18の選手にはあまり細かいことは言わないようにしています。自分たちで考えて、自分たちで話して、試合の状況を見ながら改善出来るようにしたいので、あまり細かいことは言いません。試合前のミーティングも相手の特徴を伝えて、こうやろうと伝えるくらいで、あとは選手を信じてやっています。中学生と違って、自分の考えを喋るようになります。プレーしているのは選手なので、外から見ている僕らが「あそこが空いているから狙え」とは言いますが、判断するのは選手なので、言ったことをやらなくても怒ることはしていません。

○MIPを受賞した仲島義貴選手
(大会全体を振り返って)
グループリーグは絶対突破出来ると話していて、決勝トーナメントから俺らの戦いやと話していました。今日はみんなで絶対勝とう。死ぬまで走り抜こう。ほんまに勝とうと話して入りました。
警戒していたのは、相手の南、杉本、中島の3人はドリブルがすごいから、この3人のドリブルだけは止めようとミーティングで話していました。

(立ち上がり、不用意な形で失点して難しくなった?)
立ち上がりの失点は仕方ないので、ここから自分たちがどこまでいけるかという感じでしたが、結果0点で終わってしまいました。

(ドリブル対応ではそんなにやられていなかったのでは?)
監督から間合いだけはつめておけと言われていたので、みんな意識してやれていたと思います。

(ドリブル対応は良かったが、自陣でプレスを受けて取られることが多かった?)
ピッチもスリッピーだったし、自分たちはつなぐ意識が強かったけど、そこでちょっとしたミスで取られたりすることが多かったです。

(ヴェルディの前からボールを奪ってやろうという気迫は感じた?)
気迫もすごかったけど、そこを突破したら自分たちのペースになると思って焦らずやっていたのですが、少し気迫負けしてしまった気がします。

(ヴィッセルはボールを大事にしようというコンセプトでやっているが自信はあった?)
練習からポゼッションとかやってきたので、これだけは自信がありました。ただ、今日のヴェルディのプレスは今までやったチームとは全然違って、きつかったです。

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