試合/練習
試合後監督コメント
- ネルシーニョ監督
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今日の相手の特徴である空中戦と、永井選手のサイドからのカウンター、そこを出させない対応で入りましたが、今日の選手達は質の高い対応を続けてくれたと思います。特に前半は、レアンドロ選手が怪我をするまでは攻撃も機能していましたし、カウンターも狙った形で出すことが出来ていました。前半は戦術的には満足しています。後半は交替選手を替えてから思った通りの機能性は出せなかったのですが、負けない事、結果を残して帰ることが我々の大前提でしたので、チームは守備のところを崩さず、選手達はそのプランを読み取って最後まで締まった良い対応をしてくれたと思います。必要な結果を残せて良かったと思います。
- 監督質疑応答
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(前節は立ち上がりに失点してしまいましたが、今日の立ち上がりは修正できていたと思いますが)
前節と組織や役割、戦い方というのは変わっていませんが、大きな違いはボールに対する集中力だと思います。今日は相手がロングボールを入れて来ることを想定していましたし、前線の高さを使うのが特徴のひとつで、その対策もしていました。選手達が集中力を切らさず良く対応してくれた試合だったと思います。(田中英雄選手のスタメンで起用した意図を教えてください)
日々、全選手の起用を考えながら準備をしていますので、今日の試合に関しては田中英雄選手が必要だと判断しました。コンディション、テクニカル、戦術理解、彼の持っている経験を総合的に判断して起用を決断しました。(得点の場面で、レアンドロ選手の動きについてお聞きしたいのですが)
勿論、セットプレーも欠かさず練習しています。レアンドロ選手はGKのポジションや、守備の対応の仕方によって入るスペースを変えていますので、ニアに入ったりフォアに逃げたりと、経験と読みが出たのだと思います。(今まで名古屋を相手に11連敗していましたが、その状況を変えたことについて)
今までの結果は何も気にしていませんでしたし、とにかく、私はここにきて仲間たちと今年のベストを尽くすという考え方で、日々を過ごしていますので、大切なことはヴィッセル神戸が常に前を向いている事だと思います。選手達も同じ気持ちで戦ってくれているからこそ、この結果が得られたと思います。現在の我々は、1試合少ない状況で勝点が17になったという事で、ここから先の事を見据えながら、最善を尽くしていくことの継続だと思います。
試合後選手コメント
- キムスンギュ選手
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(今シーズン初の無失点勝利になりましたが)
無失点の試合を毎試合目指しているのですが、本当に惜しい形で失点したり今まで無失点勝利を達成することが出来ませんでしたが、今日の試合で無失点で勝てたという事は今シーズン初めてですし、今日は大満足です。(永井選手のシュートを防いだシーンを振り返っていただきたいのですが)
そのシーンがフォーカスされると思いますが、そのシーンだけではなく、色々なピンチをチーム全員で体を張って守ってくれましたので、それに関しては感謝と手応えを感じています。(レアンドロ選手が交代してから押し込まれる場面がありましたが、それを耐えきれたのは何が理由だと思いますか)
レアンドロ選手が代わってから守備をする時間が長くなったことは確かですが、皆、集中できていましたし、守備の対応も練習でしていましたので、不安より、このまま勝てるという気持ちの方が強かったです。(ここからは、上位との対戦が続きますので意気込みをお願いします)
上位との対決になるとしても、今まで通りに、やってきたことを発揮できれば良いと思いますし、この順位にいることは偶然ではない事を示したいですし、勝って順位を上げたいと思います。 - 伊野波雅彦選手
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(200試合達成となりましたが、サポーターも試合前からバナーを掲げてくれていて、どのようなお気持ちでしたか)
あまり意識していなかったのですが、2日前くらいに気づきました。節目の試合ということで絶対に勝ちたいと思っていましたし、今シーズンずっと完封勝利できていなかったので、ようやくできて、これを継続していきたいと思います。(前節は出場停止で外から見ていたと思いますが、そこで何か感じたことはありますか)
良い時間帯ばかりではないので、悪い時間帯になった時に自分が修正してチームをコントロールしないといけないと思っていました。悪い時間帯も自分達で改善できるところはしようと。今日についても中盤でスペースを空けてしまった時間帯があったので、そこをなんとか修正しながら、監督も4-3-3のシステムに変えてくれました。(名古屋は高さがあって、後半押し込まれるシーンもありましたが、そこに対する対策や声をかけあっていたことはありますか)
ラインを上げられるだけ上げる、簡単にクロスをあげさせないというのが最優先で、次はあまり引きすぎない事、そして、ボールが入ってきた時には潰しに行くという、その3つを徹底していました。何度かチャンスは作られましたが、しぶとく守備できたと思います。(次が川崎F戦ということで、上位との対決が続きますが意気込みをお願いします)
上に行くためには上位チームにも勝利する必要が勿論ありますし、最悪でも引き分けには持っていきたいと思います - 相馬崇人選手
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(今シーズン初の無失点勝利になりましたが)
シンプルにボールを入れて来る感じでしたので、危ないシーンも何回かありましたけれど、対応はし易かったです。前半良い時間帯が長く続いて、守備のブロックも高く出来ていましたので、相手も何もできない時間帯がありましたし、その時間帯でショートカウンターでシュートまで行ける事もあったのですが、後半はレアンドロ選手が抜けて前で起点が作れなくなりましたし、前からボールにプレスが掛からなくなりましたので、そこからラインを下げさせられたので、もう少し前から継続的にプレスをかけることが事が出来れば、後半も、もう少し良い内容で出来たのかなと思います。そこで足が止まってしまったことが課題だと思います。(これまでは、そこで追いつかれてしまっていたと思いますが、凌ぐことが出来たのは)
キム選手が良くて、クロスボールや永井選手のショートをセーブした場面もそうですし、そこで相手の勢いを止めることが出来たのが、無失点に繋がったと思います。(今まで名古屋に勝てていなかったことは意識していましたか)
Jリーグはあまり関係ないですし、個人的にこの豊田スタジアムは雰囲気が海外のスタジアムみたいなので大好きですので、すごく試合を楽しみにしていました。(前節に良い勝ち方をして、今回は無失点で繋げられたことは、今後に向けて大きな自信になると思いますが)
次の相手はフロンターレですし、これから上位との対決が続きますので、それに向けてはいい形で来れたのかなと思います。 - 田中英雄選手
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(試合を振り返っていかがですか)
スタートからしっかりと今日の試合に対してミッションと言いますか、戦術をしっかりできて、さらに中で微調整、反省を90分間集中してできていましたのでそこはすごく良かったと思います。藤田選手、伊野波選手、岩波選手としっかりプレーが切れたタイミングで確認するようにしていました。(ボランチで永井選手の対応もしていたかと思いますが)
永井選手よりは和泉選手ですね。ただし、和泉選手を完全に見るのではなく、気にしながらボランチに仕事をさせないということは意識していました。途中、間延びして難しいところはありましたが、そこはしっかりフォワードを縦関係にするなどして、話し合いながら対応できていました。(キープレーヤーに決定的な仕事をさせなかったということで、手応えもあったのではないでしょうか)
そうですね。伊野波選手と岩波選手がしっかりと潰してくれて、セカンドボールも全員で踏み出せたところも良かったですし、間延びした時間帯もありましたが、すぐディフェンスラインを押し上げるのかフォワードをプレスバックさせるのか、全体の中で話せていたのでしっかり対応できました。とにかく、チーム全体で話しをしながらやっていたので、アウェイで0点で抑えられたという点には手応えを感じられました。 - レアンドロ選手
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(前半から守備がうまく機能していたと思うのですが、そのあたりの手応えはありましたか)
うまく守備が出来ていたと思います。攻撃はセットプレーの1点だけでしたが、いくつか良い流れを作れた場面もありましたし、こういう試合で自分達の戦術を出せて、それを結果に残せたというのはプラスだと思います。(チームとしてリーグ戦で11連敗していた相手でしたが、それを止められたというのはどんなお気持ちでしょうか)
それは知らなかったです(笑)。チームの新しい歴史になるかとは思います。(得点シーンですが田口選手がマークについて、前にも3人のディフェンダーがいたと思うのですが、どのタイミングで動き出したのでしょうか)
日々練習でやっている通り、キッカーとのタイミングですね。日々の練習の積み重ねですので、その瞬間の判断です。