25周年記念ユニフォーム
記者発表会レポート
- ■日時:2020年8月5日(水)13:45~14:05頃
- ■場所:ノエビアスタジアム神戸
- ■登壇者:酒井高徳選手、小川慶治朗選手
- 酒井選手
- 25周年ユニフォームについて「いつもと全く違うカラーで新鮮な感じです。個人的にはとても好きな色です。」
- 小川選手
- 25周年ユニフォームについて「少年時代に憧れていたユニフォームカラーに袖を通す事ができ、これを着て戦えると思うと嬉しいです。」
質疑応答 (Q&A)
- 25周年という阪神淡路大震災と同じ年を重ねてきて、神戸の人達の先頭に立ったり、一緒に歩んでいくというような気持ちが強いクラブだと思いますが、改めてこのユニフォームを着ることで、クラブの歴史にどのような思いを寄せられますか。
- 酒井選手
- 「加入して約1年とあまり長くはないですが、どこのチームにいてもクラブの伝統や文化を個人的には大事にしていて、神戸の街の人やサポーターの人達がヴィッセル神戸というクラブに対して、すごく熱い思いを持っているということは昨シーズンを通してとても感じていました。かつての色で復刻して、昔のヴィッセル神戸の姿を見せられることはとても大事なことだと思います。自分としても、歴史に名を刻めるようチームに貢献したいと強く思っています。」
- 小川選手
- 「阪神淡路大震災は絶対に忘れてはいけないことだと思いますし、神戸のチームがこういった(成り立ちの)チームということを思い出し、このユニフォームを着ることで力がみなぎってくると思います。神戸の街の気持ちを背負って戦っているということが大事だと思うので、その気持ちを見つめ直し、神戸の代表というプライドを持って、このユニフォームを着て戦いたいと思います。」
- 新型コロナウイルスに感染し、サポーターの方々の励ましに感謝していましたが、サポーターの方へどのような姿を見せたいですか。
- 酒井選手
- 「Jリーグが再開し、週末にサッカーが戻ってきたことを嬉しく思います。個人的には神戸のサポーターに限らず、色々なサッカー関係者の方や友人から励ましのメールや連絡をいただき、自分がいろんな方に支えられていると改めて気付かされました。自分に関わるすべての方や見てくださっている方に自分のパワーを与えたり、励ましてくれた方々への恩返しをしたいという気持ちでこれまでピッチに立っているので、それを継続していきたいです。ピッチで表現することが1番の恩返しだと思うので、チームで結果を出すことはもちろん、個人としてもしっかりとしたパフォーマンスを出して、自分を支えてくださった方に恩返しすることを続けていきたいです。」
- チームの在籍が長く、ずっと神戸の歩みを見てきたと思いますが、これまでのクラブの25年の歩みをどのように見てこられましたか。
- 小川選手
- 「毎年苦しい時期もありましたし、今までのクラブの歴史を見ても降格があったり苦しい時期もありましたが、神戸の街でひとつになって苦しみを乗り越えてきました。降格してもみんなで昇格することも、天皇杯を獲ることもできましたし、苦しいことがあるから、チームとして一致団結できると思います。まだ1つしかタイトルを獲っておらず、今後もっとタイトルを獲らなければいけないチームなので、一致団結して上に突き進んでいきたいと思います。」
- ヴィッセル神戸の白黒のユニフォームのイメージを聞かせて下さい。
- 酒井選手
- 「ヴィッセル神戸が白黒のユニフォームを着ていた時期は、そこまでイメージに残っていないんですが、カズさんや、日本を代表して戦っていた選手、世界的にも有名な選手が着ていた時期のユニフォームなので、その時代のユニフォームに自分も袖を通せる事は誇りに思うし、光栄なことです。歴史を感じるユニフォームなので、それに恥じないようなプレーをしないといけないので、身が引き締まる思いです。」
- 小川選手
- 「小学生の時にスタジアムへヴィッセル神戸の試合観戦に行っていた頃が、白黒のユニフォームでした。それを見てカッコいいと思いましたし、プロになって着たいと憧れたユニフォームでもありました。中学生になり、ヴィッセル神戸のジュニアユースに入り、初めてもらったユニフォームが白黒の10番でした。それがすごく嬉しくて今でも頭に残っています。自分の中では常に憧れていたユニフォームです。また再び、ヴィッセル神戸で白黒のユニフォームを着れるとは思っていなかったので、今は嬉しさしかないです。昔からヴィッセル神戸を応援してくれている人にとってもすごく嬉しい事だと思います。このユニフォームで勝利する事によって、より嬉しさが増すと思いますので、結果を求めて勝利の為にこのユニフォームで頑張りたいです。」
- 阪神大震災の苦難を乗り越えてきた白黒のユニフォームを新型コロナウイルスで大変なこの時期に着て戦うのは、どんな想いですか。
- 酒井選手
- 「特別なタイミングで特別なユニフォームを着て試合ができるのは嬉しい事です。新型コロナウイルスで大変な思いをしている人達がいる中で僕たち選手が手助けができる事はプレーしかありません。もちろん自粛期間中に選手がSNS等で交流して元気に盛り上げようとしていましたがサッカーができる時期はサッカーで魅せる事が大事だと思っています。今も苦しい時期ですが、これは神戸だけでなく日本中や、世界中が力を合わせてしていかなければいけないと感じています。そんな中、サッカーで戦う1人として、しっかりとしたプレーを魅せる戦いをしていきたいです。」
- 小川選手
- 「全部酒井選手が話してくれました。(笑) 自分達はサッカー選手なので、サッカーで魅せる事が一番だと思っていますので、そこのところだけは忘れずに、日々トレーニングをして、試合に向けて準備をしてピッチの上で魅せるだけだと思っています。」
- ファンの方が楽しみにしている懐かしい味のあるユニフォームだと思いますが、ファンの方にはどのように楽しんでほしいですか
- 酒井選手
- 「最初にも言いましたが、僕はまだチームに来て1年経たないぐらいしかチームにいないのですが、25周年を迎えるまでに、いろんな事があったと聞いて、知っています。今まであったそういった想いを、僕らがピッチで戦っている姿を通して嫌な事や、優勝できた良い事も含めて感じてほしいです。歴史が有り、誇りをもって戦っていきたいと思っていますが、スタジアムに来てこのユニフォームを懐かしいと思ってもらう事も大事だと思います。勝つ事によってこのユニフォームで喜びを分かち合う事ができる大事な要素だと思うのでそこはこだわっていきたいです。」
- 小川選手
- 「酒井選手が言いたい事を言ってくれました。(笑)僕も最初はファンとしてヴィッセル神戸に入りました。ファン、サポーターの想いは絶対に嬉しいと思うし、その気持ちは僕も一緒なのですが、結果を求めて応援してくれているとも思っています。そこだけは忘れずにあとは歴史を振り返るチャンスでもあると思うのでこのユニフォームを見て、もう一度神戸の歴史を振り返ってみてより一層ヴィッセル神戸の事を応援して戦ってほしいなと思います。」