試合後、広島を率いるミヒャエル スキッベ監督は開口一番「今日は強い2チームが対戦した面白いゲームだったと思います」とコメントした。その言葉通り、昨季のJ1リーグで最後まで優勝を争った両クラブの対戦は、ファイナルホイッスルが吹かれる瞬間まで緊張感に溢れた好ゲームとなった。今回の項は試合を振り返ることから始めたい。
試合序盤、主導権を握ったのは広島だった。フォーメーション的な相性で言えば、3-4-2-1でセットする広島と4-1-2-3でセットするヴィッセルにはミスマッチが生じる。広島としては、これを活かすために中野就斗と新井直人の両ウイングバックを前に出し、ヴィッセルのサイドバックの裏を狙うのが常道だ。その上でサイドに起点を作り、中央のジャーメイン良に当てたボールに対して、シャドーストライカーの加藤陸次樹と中村草太が走りこむというのが基本戦略だったのだろう。これは吉田孝行監督も想定していたはずだが、それでもヴィッセルが試合序盤に押し込まれたのは、広島の前に出る勢いが想定以上だったためと思われる。そしてヴィッセルにとっては、これがこの試合における最大のポイントだったように思う。
スキッベ監督は試合前日、ヴィッセルについて「Jリーグで最も強いチームだと思う」と明言した。これは社交辞令ではなく、本音だったように思う。「縦の速さ」という共通項を持つ両チームではあるが、一昨年そして昨年とタイトルを獲得したのはヴィッセルだった。これに対して広島は一昨年が3位、そして昨年が2位と、ヴィッセルに一歩及ばなかった。スキッベ監督はこの事実を真摯に受け止めているからこそ、ヴィッセルに対して高い評価を与えているのだろう。その上で考えたヴィッセルの攻略法は「勢いで押し込んでゲームの主導権を握る」というものだったように思う。
この試合での広島の攻め口は前記した形で定められていたはずだが、その精度は決して高くはなかった。最終ラインから前を狙ったボールが、そのままゴールラインを割ることも珍しくなかった。またサイドから中央のジャーメインにボールを入れる際も、その後の展開を考えたようなボールではなかったように見えた。全般に技術レベルの高い広島の選手としては、少々雑なプレーであるようにも思えたが、この勢いが試合序盤のヴィッセルを苦しめた。
広島の選手が蹴ってくるボールの精度が高くなかったため、ヴィッセルの選手にとっては処理に苦しむようなボールは少なかった。しかし、そこに飛び込んでくる広島の前列の選手の勢いに押される格好で、簡単な筈の局面が難しい局面へと変わるシーンが多かった。これこそがスキッベ監督の本当の狙いだったように思う。
この広島の攻撃をヴィッセルの視座で見てみると、攻撃の形(=リズム)は予想通りだったが、その速さ(=テンポ)が変わったことで対応が難しくなっていたということになる。
吉田監督が志向する戦い方の基本は「前線からの連動したプレス」にある。これを続けることで高い位置でボールを奪い、そこから縦に速い攻撃で押し込んでいく戦い方で、ライバルたちを倒してきた。低い位置でボールを奪った場合には、ロングボールを使い、前線に起点を作る。そこに周りの選手が走り込み、相手を押し込んでいく。こうした戦い方のベースには、選手たちが備えている「高い技術」がある。これがあるからこそ、吉田監督は前にボールを蹴る際の落とす位置を細かく定めることができており、単純な「キック&ラッシュ」に陥ることはない。この構造をスキッベ監督は理解しているからこそ、ヴィッセルに落ち着きを与えたくなかったのだろう。だからこそ前記したように、精度ではなく勢いを優先したものと思われる。その上で前線でターゲットとなる佐々木大樹には徹底したマークをつけ、ロングボールでの前進を防いでいた。
今のヴィッセルにとって最大の弱点は、低い位置で押し込まれた時に露見する。その理由は、前節の項でも書いたように、低い位置からのビルドアップが組織的な動きにはなっていないためだ。理想を言えばアンカーの選手がボールを握ることで他の選手に対して時間とスペースを与え、ピッチ上の複数個所で相手に対する位置的優位を確立したいところだ。しかしこれは、いかにヴィッセルの選手が高いボールスキルを持っていたとしても、一朝一夕に修得できるようなものではない。まず全ての選手が1対1から2対2までの動きを習得し、個人戦術を高めなければならないためだ。
この試合の序盤に広島が見せた戦い方は「ヴィッセル対策」としては、今のところ有効だ。スキッベ監督の策は、ヴィッセルを自陣に押し込むことでキック精度を失わせるものだった。こうした時間が15分から20分頃まで続いた。

この間のチームの歪みを引き受け続けたのは佐々木だった。ヴィッセルの選手にとっては蹴る位置を見定める時間がないため、前線=相手の最終ラインを狙って蹴る場面が多かった。こうしたボールに対して佐々木は果敢に競ったが、前記したようにスキッベ監督の策には「佐々木へのマーク」もセットされていたため、佐々木がボールを収めることはできなかった。佐々木のマークを担当したのは、広島の最終ラインの中央に入っていた荒木隼人だった。佐々木よりも6cm身長の高い荒木が前を向いてプレーするため、佐々木にとっては不利な戦いだった。それでも佐々木は前線で身体を張り続けた。
この試合に限った話ではないが、今季の佐々木は前線の中央、ウイング、インサイドハーフといった様々な場所でプレーしている。そしてどの場所でも佐々木はボールを握るために、身体を張ったプレーを続けている。ヴィッセルのアカデミーからトップチームに昇格したルーキー時代からフィジカルの強さは目立っていたが、体幹の強化が進んだ今、佐々木は相手を背負ってプレーできる強さが身についている。今季は大迫勇也が不在の試合では、前線の中央に入り、大迫が担っていた役割に挑戦している。佐々木の身長は180cmと、大型化が進むセンターバックと比較した時には、特別に高いというわけではない。しかし佐々木はボールスキルも高いものを持っているため、密集の中でボールを握ることもできる。そして何よりも今季は「周りを活かす」プレーが増えている。まだ絶対的エースである大迫ほどの万能感はないものの、似たものを感じさせるようになってきた。日々のトレーニングの中で大迫のプレーを見て、学び続けた結果だろう。自身の得点にはならずとも、チームの勝利に貢献することで、佐々木は周りの信頼を得ている。詳しくは後述するが、この試合の得点シーンなどは、そうした佐々木の特徴が表れたプレーだった。そして何よりも今季の佐々木は「鉄人」ぶりを発揮している。今季ここまでヴィッセルが戦った公式戦28試合中27試合に出場している。アジアでの戦いもあったため、超過密日程となっている中で、これだけの試合に出場しているという事実だけを見ても、佐々木がチームにとって不可欠な選手へと成長したことが判る。ヴィッセルアカデミー育ちの佐々木は「ヴィッセル愛」を全身で表現することのできる選手だ。ゴールを挙げて勝利した試合で披露する「大樹タイム」などは、ヴィッセルサポーターへの愛に溢れている。
話を戻すと、今のヴィッセルに対しては高い精度で攻め込むよりは、勢いで押し切る形の方が押し込める可能性があることを、この試合で広島は示した。前記したように、いずれはビルドアップの技術でこれをかわすようになってほしいが、それまでの間の対応策も、この試合では見ることができた。そのきっかけとなったのは16分のプレーだった。左サイドでのスローインのリターンを受けた左サイドバックの永戸勝也が相手と密着しながらも前に運び、ハーフスペースに流れてきた佐々木にボールを入れた。そして佐々木はこれを左サイドに立っていた左ウイングの汰木康也にパス。汰木はドリブルで中に切れ込み、1人かわしたところで、中央から左に流れたエリキにボールを渡した。最後、エリキがペナルティエリア角から放ったクロスは誰にも合わずにゴールラインを割ったが、このプレーがヴィッセルの選手たちにヒントを与えたように思う。冒頭で記したように3-4-2-1でセットされた広島だが、テンポを上げたことにより、ウイングバックが高い位置を取ることに成功していたため、3-2-4-1のような形になっていた。この時間帯までは3-2の場所にボールを入れ、佐々木が独力でそれに挑んでいたが、この永戸から佐々木、汰木、エリキとつないだプレーによって、最終ラインの前に立つ2枚はグラウンダーパスを駆使した地上戦であればかわせることに気付いたのではないだろうか。そしてこれが、ヴィッセルが試合の流れを引き戻す上でのポイントとなった。
速いテンポで攻め込まれた場合、相手には勢いがあるため、急いで長いボールを蹴り返すプレーを選択しがちであるが、それは得策ではない。かつてヴィッセルで指揮を執っていたフアン マヌエル リージョ氏が在任時、「慌てて蹴ったボールは倍のスピードで敵を連れて戻ってくる」という戒めの言葉を使用していたが、この試合の序盤はまさにこの流れに嵌っていた。もしもこの時間帯に失点を喫していたら、勝敗は逆になっていた可能性は高いように思う。今後もヴィッセルに対して速いテンポで攻め込んでくるチームはあるだろうが、テンポを上げるということは、ピッチ上のどこかしらが本来の位置よりも前に出ているということでもある。ビルドアップで押し返せるようになるまでの間は、その場所に対して地上戦で切り込んでいくことが、流れを押し返すための1つの方法であることを忘れないでほしい。

この反撃のきっかけとなるプレーにおいて大きな役割を果たした汰木だが、この試合ではチームのファーストシュートを放つなど、いつも以上に積極的な姿勢が目を惹いた。かねてから思っていたのだが、汰木という選手はヴィッセルにおける「異分子」でもある。ヴィッセルの攻撃陣は前に出る際に直線的な強さを見せる選手が多いのだが、汰木は変幻自在ともいうべきコース取りを見せることが多い。それは高いボールスキルがあればこそのプレーだ。ボールを運ぶ際には相手と正対することなく、相手の前でターンするなど自らが動きながら相手を引き出そうとするその動きは、味方に時間とスペースを与えている。無理に前に仕掛けることが少ないため、相手にとってはボールを離すタイミングが読み難い選手だ。16分のプレー以降、広島の右ウイングバックである中野が前に出きれなくなったのは、この汰木の存在によるところが大きい。
そして汰木の背後を守った永戸は、汰木とのコンビで面白いプレーを見せた。相手の前でターンした汰木からボールを引き取り、そのまま前に出ていくというプレーだ。単なるスイッチであれば珍しくないプレーなのだが、汰木が相手を背後に背負っているため、この両者の動きは対面する中野の裏を取ることができていた。高い精度のキックやロングスローが目立つ永戸だが、ボールを前に運ぶという点においても優れた能力の持ち主であることを、この試合で示した。このサイドには宮代大聖もいるため、汰木を加えた3者の関係が成熟していくことで強力な突破力を持つことになるのではないだろうか。

前半最大のチャンスを演出したのは宮代だった。31分にGKの前川黛也がクリアしたボールを右タッチライン際で拾った山川哲史が斜めに差し込んだ。このボールを受けた佐々木は、前に走っていた宮代に向けてパスを通した。宮代はこのボールをペナルティエリアに入ったところで、荒木を背負う形で受けた。そして荒木と逆の時計回りに90度ターンして、そのまま左足を振りぬいた。強烈なシュートは枠を捉えていたが、これは日本代表でもある相手GKの大迫敬介にセーブされてしまった。とはいえこのプレーは、宮代の能力の高さを印象付けるには十分なインパクトを持っていた。このプレー以降、広島の前に出る勢いが弱まったように見えた。宮代に対する警戒心が、相手の前に出ようとする意思にブレーキをかけたのかもしれない。
決勝点を演出したのも宮代だった。汰木に代わって左ウイングに入っていた広瀬陸斗からのパスをペナルティエリア内左で受けた宮代は、マークについた荒木を背負いながら、ペナルティエリアから出た。そして逆サイドの佐々木へ浮き球のスルーパスを通したのだ。これを佐々木がゴール前まで持ち込み、落ち着いて逆サイドでフリーになっていたエリキに浮き球で渡した。これをエリキが頭でゴールに流し込み、ヴィッセルは待望の先制点を挙げた。この場面で宮代はボールを蹴る前、荒木を背負いながら自陣方向を向いていたのだが、そのまま右足で自分の背中側に蹴った。この場面について宮代は試合後に、動いている中で佐々木と目が合っていたため、その位置を把握していたことを明かしたが、これは蹴るだけでも難しいプレーであり、そこに精度を加えることができたのは、宮代の高いキック技術があればこそだ。
この試合では得点こそ生まれなかったものの、宮代は随所で高いキープ力を発揮し、ヴィッセルの攻撃を牽引し続けた。この宮代と佐々木の25歳コンビについて吉田監督はその成長を認めた上で、「しっかりと2人がやってくれている」と高い評価を与えていた。繰り返しになるが、大迫&武藤嘉紀のダブルエースが戦列を離れることも多い今季、この25歳コンビが攻撃を牽引している。ここに大迫&武藤が戻ってきたとき、ヴィッセルはどのような攻撃を見せてくれるのだろうか。今から楽しみだ。
今やヴィッセルの攻撃の中心となりつつある佐々木と宮代は元々高い能力を備えていたが、それに磨きがかかっている。そんな彼らの成長を引き出したのが、大迫と武藤であることは言うまでもない。高い能力と豊富な経験を持つ彼らはロールモデルとも言うべき存在だ。こうした学びの場が日常的にあるという環境が、若い選手を成長させている。この構図は攻撃陣だけに留まらない。ヴィッセルには大迫や武藤以外にも酒井高徳、扇原貴宏といった「お手本」となる選手が各ポジションに在籍しており、彼らが若い選手たちに惜しみなく技術や経験を伝えている。チーム内における激しいポジション争いの一方では、こうした「伝授」が行われているのだ。これは理想的な流れがチーム内に生まれているということでもある。そしてこの流れは、クラブの歴史の中で育まれてきた。
話を試合に戻す。吉田監督も試合後にコメントしたように、後半はヴィッセルが主導権を握る時間が長くなった。その理由は2つある。1つは広島の最終ラインが前に出てくる勢いが弱まったこと。そしてもう1つはサイドに蓋をすることができたことだ。
1つ目の広島の最終ラインについてだが、その理由は複数あるように思う。1つは気候だ。この日の試合も気温28.5度、湿度85%という、凡そサッカーをプレーするには相応しくない気候の中で行われた。前半にテンポを上げたことで、この気候が影響し、広島の最終ラインの選手には疲れが出たのかもしれない。そしてもう1つは繰り返しになるが、前記した宮代の存在だ。前半に宮代の放ったシュートが、広島の最終ラインの警戒レベルを引き上げ、足を止めたのかもしれない。
そしてもう1つの理由であるサイドへの対応だが、ここでは61分に投入された広瀬の存在が大きく寄与したように思う。この日の広瀬は身体がキレていた。スピードに乗ったドリブルでサイドを抉ったかと思えば、中央に流れながらコネクターになるなど、文字通り八面六臂の活躍を見せた。その広瀬は広島のウイングバックである中野の裏を取ったかと思えば、敢えて中野の傍から仕掛けるなど、様々な工夫を凝らし、中野の意識を引き付け続けた。加えて広瀬は汰木同様に、巧く永戸を引き出していったことで、中野の前に出る力を削いだ。中野にとっては汰木、そして広瀬というタイプの異なる選手を相手にし続けたことで、自分のペースでプレーすることができなかったのではないだろうか。
こうした2つの事象が重なったことで、広島は中央をボランチの2枚だけで管理することになった。そのためアンカーの扇原が動くスペースを確保しやすくなり、ヴィッセルは高い位置から攻撃を組み立てるという、本来の戦い方を取り戻すことができた。
試合終盤にかけてスキッベ監督は攻撃的なカードを次々と切ってきた。その中でヴァレール ジェルマンのシュートなどゴールに迫る場面もあったが、ヴィッセルの守備は最後まで集中を保ち続け、クリーンシートを達成した。ここで大きな貢献を見せたのが、GKの前川黛也だった。元々セーブ能力に関しては高い評価を得ていた前川だが、この試合では積極的な前への飛び出しを見せ、ピンチの芽を摘み取っていった。味方が戻り切れないと見るや、ペナルティエリアから果敢に飛び出し、頭でクリアして見せた。またゴール前に入ってくるハイボールに対しては、相手選手を恐れることなく身体を入れ、パンチングで弾き出すなど、安定した対応を見せ続けた。

そしてもう1人、見逃すことができないのが、この試合では右サイドバックとして先発出場を果たした鍬先祐弥だ。自身でも「久しぶりだった」と話す右サイドでのプレーだったが、鍬先は落ち着いた対応を見せた。酒井に比べれば前で攻撃に絡む回数は少なかったが、対面する広島の左ウイングバックである新井直人に対しての対応は粘り強かった。このサイドにおける広島の狙いは鍬先とセンターバックの山川の間のスペースだった。その意図は、山川をゴール前から遠ざけることだったのだろう。ポスト役のジャーメインにはマテウス トゥーレルが付くと予想した上で、中央を固める山川をゴール前から遠ざけることで、シャドーストライカーの飛び込むスペースを作りたかったのだろう。鍬先はこの広島の意図を把握した上で、自らが少し中にポジションを取ることで山川が外に出すぎることのないように調節していた。そして井手口陽介を積極的に呼び込むことで、このサイドの守りを固めた。鍬先が「ボールではなくエリア」という意識で守ることができていたのは、鍬先の本職がボランチであることと無関係ではないだろう。試合終盤には、これまた「久しぶり」となるボランチでプレーした鍬先だが、最後まで落ち着いたプレーを見せ続けた。
この試合に勝利したことで、ヴィッセルは順位を3位に上げ、首位との勝点差を最小の1に詰めた。今季、首位との勝点差が最も離れていたのは17節終了時点だった。この時の首位との勝点差は13。消化試合数にバラツキがあったとはいえ、そこからの2カ月弱で一気に差を詰めたことは、ヴィッセルの底力を示していると言っても過言ではないだろう。そして何よりも、この大一番に大迫、武藤、酒井といった「大駒」抜きの先発メンバーで臨み、勝利をつかみ取ったということは、チーム全体に自信を与えたのではないだろうか。これによって直近の試合(福岡戦)で得た勝点1は意味のあるものになった。しかし選手たちの目は早くも次戦である湘南戦に向けられていた。試合直後に鍬先は「既に次(湘南戦)で勝点3を取らないと(今日の勝ち点3は)意味がないという話になっています」と、早くも前を向いているチームの状況を明かした。
次戦までは中2日。この時期の気候を考えれば、「過酷」という言葉では済まされない「殺人的な」スケジュールではあるが、チャンピオンになるということは、こうした理不尽も受け入れるということでもある。プロ野球では既に複数人の選手が熱中症になっている異常な暑さであるだけに、メディカルスタッフを含めたクラブ一丸となって、この難局を乗り切ってほしい。
ノエビアスタジアム神戸を埋め尽くすであろうヴィッセルサポーターの声援を背に、選手たちが躍動する姿を見ることができるものと確信している。
